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【評価】「ニッセイ4資産均等型」がダメな4つ理由とは?│注意点を解説

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悩み人
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ニッセイ4資産均等型のメリット、デメリットを知りたい

本記事では「ニッセイ4資産均等型」をテーマに、投資をするメリットだけでなく注意点を解説します。

4資産均等型は、複数の資産に均等投資が可能なバランスファンドです。

S&P500、オールカントリーなどに比べて知名度も低く「どんな特徴があるのか?」と知りたい方は少なくないでしょう。

安全資産である国内債券も対象であり、ファンド1本でアセットアロケーションを組みたい投資家に最適な投資商品です。

一方、ニッセイ4資産均等型には注意点もあるため、投資をする前に正しく理解をしておきましょう。

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「ニッセイ4資産均等型」4つ特徴【メリット】

まずは、ニッセイ4資産均等型の特徴を解説します。

順番にチェックしていきましょう。

①国内外の株式・債券に分散投資が可能

4資産均等型は、その名の通り4資産に分散投資が可能です。

投資対象
  • 国内株式
  • 国内債券
  • 先進国株式
  • 先進国債券

安全資産と言われる国内債券が組み込まれているのが特徴。

このため、株式による資産形成と同時に守りに強い金融商品を保有したい方におすすめです。

過去5年の騰落率は以下の通りです。

ニッセイ4資産均等型目論見書より引用

最大値、最小値のブレ幅が狭く株式と比べてリスク度合いが抑えることができるファンドと言えるでしょう。

②4つの資産に均等投資

ニッセイ4資産均等型は、4つの金融商品に各25%ずつ均等投資を行います。

本投資スタンスは、世界最大の投資機関と言われている、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」のアセットアロケーションと概ね同様です。

年金運用と日本国民にとって重要な資産管理を行っている、GPIFと同様の運用スタンスが取れる点は安心感があると言えます。

引用:年金積立金管理運用独立行政法運用報告

POINT

GPIFは2001年以降年間3.91%の収益率を確保

安定したパフォーマンスを上げている点は評価されるポイント

③自動リバランス

個人が複数の資産を購入しアセットアロケーションを組む場合、リバランスに苦労する方は少なくないでしょう。

金融商品別に収益率が大きく異なるため定期的に見直しをかけない場合、目標としている投資比率が大きく崩れることになります。

一方、ニッセイ4資産均等型であればファンド側で自動リバランスを実施。

このため、投資家自身で細かな保有比率の調整が不要な点は強みと言えるでしょう。

④格安の手数料で運用が可能

ニッセイ4資産均等型は、格安な手数料で運用が可能です。

POINT

運用管理費:0.154%/年

※購入手数料、信託財産留保額も不要

100万円分購入をしても年間1,540円で自動リバランスを行ってくれる点はメリットと言えます。

格安な手数料で、GPIFと同じアセットアロケーションを組みたい方は検討してみましょう。

「ニッセイ4資産均等型」4つのデメリット【ダメな理由】

一方、ニッセイ4資産均等型にはデメリットもあるため以下を抑えておきましょう。

順番に解説します。

①パフォーマンスは株式100%に劣る

直近9年のパフォーマンス比較で見ると、国内債券が組み入れされている4資産均等型は株式100%に劣る結果となっています。

4資産均等 S&P500
2014年 13.9% 31.7%
2015年 3.4% 0.9%
2016年 0.5% 6.1%
2017年 10.9% 17.5%
2018年 ‐7.5% ‐7.7%
2019年 13.1% 30.5%
2020年 6.6% 10.3%
2021年 13.0% 44.5%
2022年 ‐4.4% ‐6.1%

2021年S&P500は「44.5%」と高いパフォーマンスを上げている一方、4資産均等型は13%である点は課題です。

また、下落相場でのパフォーマンスを見ても大きな差が見られない点も注意と言えます。

POINT

2018年:4資産均等型‐7.5%/年(S&P500 -7.7%/年)

このため、若年層でリスク許容度が高い方には株式100%への投資が良いと言えるでしょう。

②新興国がカバーできない

4資産均等型は先進国、日本への投資であり新興国はカバーしていません。

このため、高い経済成長率を誇る新興国へ投資できない点は課題と言えるでしょう。

(参考)2019~2022年国別経済成長率

2019年 2020年 2021年 2022年
インド 3.87% ▲5.83% 9.05% 6.83%
中国 5.95% 2.24% 2.15% 1.08%
台湾 3.06% 3.39% 6.53% 2.45%
経済成長率4年平均
  • インド:3.48%
  • 中国:2.86%
  • 台湾:3.86%

(参考)日本:▲1.16%

新興国もカバーしたい方は、「8資産均等型」、「全世界株式」の活用が良いでしょう。

一方、新興国株式にはデメリットが多数あるため以下記事も抑えておくのがおすすめです。

【デメリット】「新興国株式はおすすめしない」不要と言われる6つの理由 本記事では「新興国株式デメリット」をテーマに、新興国株式の魅力とおすすめしないと言われる注意点を解説します。 新興国株式は...

③信託報酬は最安ではない

ニッセイ4資産均等型の手数料は「年0.154%」であり格安での運用が可能です。

一方、人気インデックスファンドと比較すると割高である点は認識しておきましょう。

ニッセイ4資産均等型 0.154%/年
eMAXIS SlimS&P500 0.09372%/年
eMAXIS Slim全世界株式 0.05775%/年
POINT

但し、誤差の範囲でありそれほど気にするデメリットではない

最安の信託報酬が求める場合、「S&P500」または「全世界株式」も検討してみましょう。

【比較】全世界株式オールカントリーとS&P500どっちを買うべきか? 本記事では、「全世界株式vsS&P500」をテーマに5つのポイントで違いを解説していきます。 全世界株式とS&am...

④純資産額が小さい

4資産均等型の純資産額は「577億円」(2024年8月時点)

eMAXIS SlimS&P500 46,490億円
eMAXIS Slim全世界株式 36,048億円

上記の通り、人気インデックスファンドと比較すると大きく見劣りする純資産額です。

POINT

純資産額が大きく減少した場合、早期償還(強制決済)が行われる場合がある

一方、ニッセイ4資産均等型は設定以来右肩上がりの純資産額であるため、早期償還の心配はないと言えるでしょう。

「4資産均等型」手数料比較

参考として、4資産均等型ファンドの手数料比較を解説します。

ニッセイ4資産均等 0.154%/年
つみたて4資産均等バランス 0.242%/年
三井住友・DCターゲットイヤーファンド 0.462%/年
eMAXIS バランス(4資産均等型) 0.55%/年
日米4資産スマートバランス 0.715%/年

一部投資対象が異なるも、手数料で比較した場合「ニッセイ4資産均等型」が最も割安の信託報酬です。

このため、4資産均等型への投資をする場合「ニッセイ4資産均等型」を中心に検討するのが良いでしょう。

「4資産均等型」口コミ、評判

4資産均等型の投資家評価は以下の通りです。

GPIFと同じ投資方針である点を評価

非課税口座を活用してニッセイ4資産均等型を購入

ボラティリティを抑えた投資に向けて4資産均等型を購入

1本でアセットアロケーションが組める点を評価する口コミが多く見られました。

安定したパフォーマンスを上げている、GPIFと概ね同じ投資手法である点も魅力です。

一方、4資産均等型に対する投資家の知名度が低い点は大きな課題。

S&P500、オールカントリーと比較するとまだまだマイナーなファンドであるため、急激な純資産額増加は難しいことが予測されます。

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ニッセイ4資産均等型【まとめ】

本記事では「ニッセイ4資産均等型」をテーマに、メリットだけでなく注意点について解説しました。

ニッセイ4資産均等型メリット
ニッセイ4資産均等型デメリット

ニッセイ4資産均等型は、GPIFと概ね同様の投資が可能なバランスファンド。

投資商品1本で、株式・債券に投資をしたい方におすすめです。

一方、過去9年のパフォーマンスでは株式100%に劣るため、自身のリスク許容度に応じて選択するのが良いでしょう。

以上、ニッセイ資産均等型メリット、デメリットまとめでした。

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