本記事では、「夫婦共通の銀行口座」をテーマに、選び方やおすすめの銀行口座を解説します。
夫婦で共通の口座を用意すれば、円滑な家計管理を行うことができます。
「マイホームの購入」、「海外旅行」など、将来まとまった支出が予定されている夫婦におすすめです。
但し、銀行口座選びを誤ると不要な手数料を支払うことになります。
このため、正しくおすすめの銀行口座をチェックしておきましょう。
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夫婦で共通口座を利用する3つメリット
夫婦で共通口座を利用するメリットは以下の通りです。
メリット①お金の管理がしやすくなる
夫婦で共通口座を利用すれば、日々の支出入を明確にすることができます。
共働き家庭であれば、生活費として双方から一定額を共通口座に入金
毎月の支出状況を共有し節約できる項目を探す
毎月の支出額を抑えたい方は、積極的に夫婦共通口座を利用するようにしましょう。
メリット②手数料が削減できる
メガバンクの普通預金金利が「0.002%/年」の現在、出金や振込に手数料を支払うのはおすすめできません。
金額の大小に関わらず「不要な物にお金を支払はない」というのは、資産形成における重要なポイントです。
本記事でおすすめする夫婦共通口座を利用すれば、入出金はもちろん振込まで無料で利用することができます。
メリット③目標を設定しやすい
夫婦共通口座は生活だけでなく、貯蓄用として準備をするのもおすすめです。
- 海外旅行
- 住宅購入費用
- 教育資金の確保
など、「いつまでに」、「いくら」必要かを明確にし、入金することで効率良く貯蓄ができます。
目標金額を明確にすれば、モチベーション高く貯蓄を続けることが可能です。
夫婦で共通口座を利用するデメリット
夫婦で共通口座を利用する場合、デメリットも存在します。
デメリット①金銭感覚が合わないとストレス
夫婦共通口座を利用すると、支出額が透明化されます。
メリットである反面、パートナーに対して「自身とは価値観が合わない・・・」とストレスに感じる場面も少なくないでしょう。
支出の洗い出しが目的であるため、問題点があれば夫婦間で話し合いをしましょう。
デメリット②プライバシーが無くなる
共通口座で管理する場合、プライバシーが無くなる点は課題です。
- パートナーに内緒で高額な買い物
- 隠れてへそくりを貯める
など、共通口座を活用することでバレてしまうリスクがあります。
このため、夫婦間でもプライバシーを大切にしたい場合、家族口座とは別に個人口座でお金を管理するのがおすすめです。
デメリット③離婚時に問題が生じる場合がある
共通口座でお金を管理する場合、離婚時に口座の分割が問題となる場合があります。
口座に入金されたお金が、どちらの個人財産であるかを明確にする必要がある
分割がスムーズに進まない場合、法的な問題が生じる
あくまで離婚という最悪なケースですが、共通口座を利用するリスクとして認識しておきましょう。
夫婦で共通口座を持つ際の選び方【3STEP】
夫婦で共通口座を持つ際の選び方は以下の通りです。
- 目的を明確にする
- 手数料と利息を比較
- 家計簿アプリと連携
順番に解説します。
STEP①目的を明確にする
まずは、共通口座を作る目的を明確にすることが重要です。
- 貯蓄用口座
- 生活費用口座
- 貯蓄兼生活費用口座
「マイホームのための貯蓄用口座」であれば、毎月夫婦で一定額を積立するだけで完了します。
日頃出金をする必要がないため、それほど手数料にこだわる必要は無いと言えるでしょう。
一方、生活用口座であれば出金、振込の頻度が多くなることが予測されます。
このため、手数料無料に対応している銀行を選ぶことが大切です。
STEP②手数料と利息を比較
口座維持手数料や取引手数料、利息率などの条件は、共通口座を選ぶ上で重要なポイントです。
特に、貯蓄用として夫婦共通口座を利用する場合、金利にもこだわりましょう。
一方、ネット銀行の場合50倍~100倍以上の金利を受け取ることができます。
楽天銀行 | 0.1%/年(但し、300万以下) |
---|---|
UI銀行 | 0.2%/年※2024年9月2日時点 |
あおぞら銀行 | 0.2%/年 |
メガバンク:20円
UI銀行:2,000円
また、ネット銀行であれば手数料を抑えることができます。
8:45~18:00 | その他の時間帯 | |
平日 | 220円 | 330円 |
土・日・祝日 12/31~1/3 |
330円 | |
毎月25日・月末日 | 無料 | 110円 |
月数回出金をした場合、1,000円以上の手数料を支払う必要がある。
一方、ネット銀行の場合は以下の通りです。
出金手数料 | 他行振込手数料 | |
ステージ① | 月1回 | 月2回 |
ステージ② | 月3回 | 月5回 |
ステージ③ | 月7回 | 月7回 |
ステージ④ | 月15回 | 月15回 |
ステージ⑤ | 月20回 | 月20回 |
ステージに応じて手数料が無料であり、10万円を口座に入金した場合ステージ②となり「出金手数料3回無料」となります。
このため、生活用口座として利用する場合、手数料が無料になるネット銀行を活用して節約をしましょう。
STEP③家計簿アプリと連携
共通口座の残高や支出内容を確認できるよう家計簿アプリと連携をしましょう。
現在、パートナーとの連携に特化した家計簿アプリが存在するため積極的に利用するのがおすすめです。
アプリ上で支出入を「家族用」、「個人用」と分けられるため、複数の家計簿アプリを使用する必要がありません。
また、最新の残高をいつでも確認できる点が魅力と言えるでしょう。
「夫婦で共通口座を利用」おすすめの銀行口座3選
夫婦共通口座おすすめは以下の通りです。
①楽天銀行
「楽天銀行」は口座開設数1,200万を超える人気ネット銀行です。
金利 | 0.1%/年※但しマネーブリッジが必要 |
---|---|
手数料 | 条件に応じて変動(最大出金7回無料) |
対応ATM | セブン銀行、ゆうちょ、三菱UFJ他(詳細) |
特徴 | 入出金可能なATMが豊富 |
おすすめする人 | 楽天市場など楽天グループのサービス利用が多い方 |
普通預金金利を0.1%にするには「楽天証券」との連携が必要
メリット①ハッピープログラムで手数料無料
楽天銀行はステージに応じて手数料無料のサービスを受けることができます。
ATM手数料 | 他行振込 手数料 |
|
スーパーVIP 残高300万以上 または取引30以上 |
7回/月 | 3回/月 |
スーパーVIP 残高100万以上 または取引20以上 |
5回/月 | 3回/月 |
スーパーVIP 残高50万以上 または取引10以上 |
2回/月 | 2回/月 |
アドバンスト 残高10万以上 または取引5以上 |
1回/月 | 1回/月 |
ベーシック | ー | ー |
残高10万以上から手数料無料サービスが受けられると覚えておきましょう。
メリット②楽天銀行同士の振込は何度でも無料
楽天銀行同士の振込は何度でも無料です。
このため、パートナーの個人口座が楽天銀行であれば気軽に振込をすることができます。
メリット③楽天銀行アプリが優秀
「楽天銀行アプリ」を活用すれば、気軽に共通口座の残高をチェックすることができます。
生体認証で簡単ログイン、アプリで振込が完了などスマホだけで利用が可能です。
楽天銀行
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メリット④楽天サービスと連携する事でポイントアップ
楽天銀行と他の楽天サービスを連携すればポイントアップサービスを受けることができます。
気になる方は公式サイトもチェックしてみましょう。
➤楽天銀行公式サイト
②UI銀行
UI銀行は2022年1月に開業した新しい銀行です。
金利 | 0.2%/年 |
---|---|
手数料 | 条件に応じて変動(最大出金20回無料) |
対応ATM | セブン銀行 |
特徴 | 条件なく手数料無料サービスを受けることができる |
おすすめする人 | 入出金、振込が多い方 |
新たな銀行のため知名度は低いですが、利用者に嬉しいサービスを多数展開しています。
運営はきらぼし銀行の持株会社である「東京きらぼしフィナンシャルグループ」
上場企業が運営しており安心感がある
メリット①ステージに応じて手数料無料サービスあり
預金残高に応じてステージが振り分けされます。
出金手数料 | 他行振込手数料 | |
ステージ① | 月1回 | 月2回 |
ステージ② | 月3回 | 月5回 |
ステージ③ | 月7回 | 月7回 |
ステージ④ | 月15回 | 月15回 |
ステージ⑤ | 月20回 | 月20回 |
ステージ⑤の場合、最大20回まで手数料が無料。
ステージ別の条件は以下の通り
条件 | |
ステージ① | 総預金の1ヶ月平均残高 10万円未満 |
ステージ② | 口座開設時or総預金の1ヶ月平均残高 10万円以上 |
ステージ③ | 総預金の1ヶ月平均残高 300万円以上 |
ステージ④ | 総預金の1ヶ月平均残高 500万円以上 |
ステージ⑤ | ー |
メリット②条件なく0.2%の金利が受けられる
UI銀行の普通預金金利は「年0.2%」(2024年9月2日時点)
楽天銀行以上の金利かつ「300万円まで」、「楽天証券との連携が必要」などの条件はありません。
メリット③アプリで申し込みが完了
UI銀行はアプリに特化したネット銀行です。
このため、口座開設だけでなく、預金、振込などすべてアプリ上で完結します。
定期預金もスマホで申し込みができるのはUI銀行の強みです。
その他にも
- キャッシュカード紛失・盗難
- 住所紹介/変更
- 振込先登録/削除
- 振込/振替限度変更
などもアプリを通して変更することができます。
条件なく入出金、振込手数料無料サービスが受けたい方はUI銀行の口座開設を検討しましょう。
口座開設は以下アプリから進めることができます。
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③あおぞら銀行BANK支店
「あおぞら銀行BANK支店」はゆうちょ銀行ATM利用者におすすめです。
金利 | 0.02% |
---|---|
手数料 | ゆうちょ銀行であれば出金手数料無料 |
対応ATM | ゆうちょ銀行、セブン銀行、ローソン銀行他 |
特徴 | 業界NO.1の金利 |
おすすめする人 | ゆうちょ銀行の利用が多い方 |
あおぞら銀行では、「有人店舗」と、店舗や窓口を持たない「BANK」の2種類が存在
BANK支店はネット専用銀行であり、通帳はなくスマホで残高確認を行うことができる
メリット①業界NO.1の普通預金金利
あおぞら銀行BANK支店は、業界最高の普通預金金利「0.2%」を提供。
メガバンクと比較して200倍の金利を提供しているのが魅力です。
メリット②ゆうちょ銀行ATMなら入出金手数料が無料
あおぞら銀行BANK支店はゆうちょ銀行ATM入出金手数料が何度でも無料。
このため、日頃ゆうちょ銀行ATMの利用が多い方におすすめです。
但し、セブン銀行では手数料が必要であるため、自身の利用状況に応じて選択するようにしましょう。
メリット③アプリで預金管理が可能
あおぞら銀行BANK支店はネットに特化した銀行口座。
このため、アプリで口座開設~残高照会が可能です。
気になる方は以下アプリから口座開設を進めましょう。
口座開設からキャッシュカードが届くまで「1ヵ月」程度時間が掛かる場合がある
あおぞら 口座開設
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「共通口座を手軽に管理」おすすめ家計簿アプリ3選
共通口座を手軽に管理できるよう、共有機能付き家計簿アプリも忘れずに利用しましょう。
①マネーフォワードME
マネーフォワードME
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「マネーフォワードME」は利用者1,400万人越えの人気NO.1家計簿アプリです。
おすすめ度 | |
---|---|
連携方法 | 家族用アカウントを作成しIDを共有 |
自動連携 | 有り |
レシート撮影機能 | 有り |
利用料 | 無料(但し、無料版は連携4口座まで) |
アプリをダウンロードして、共有IDを入力することで複数の端末で資産チェックができます。
レシート撮影機能にも対応しており、現金派の方にもおすすめです。
共有できる家計簿アプリに悩んだら、まずはマネーフォワードMEを活用してみましょう。
マネーフォワードMEの共有方法は以下で記事で詳しく解説しています。
【マネーフォワードME情報まとめ】
②ファミリーバンク
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「ファミリーバンク」はアプリ上で共通口座を登録し管理するアプリです。
おすすめ度 | |
---|---|
連携方法 | アプリ上で共同管理 |
自動連携 | 有り |
レシート撮影機能 | 無し |
利用料 | 無料 |
ファミリーバンク上に家族口座を登録することで、残高はもちろん入金~支払までトータル管理が可能。
一元管理することで夫婦それぞれの負担額や使った金額が明確になる点が強みです。
毎月の入金額と入金状況についてもアプリで管理することができます。
「家賃」、「食費」など入金している共有口座のみ管理をしたい方におすすめです。
アップデートにより口座連携数が無制限に変更
共有口座はもちろん、個人用の家計簿アプリとしても優秀
「ファミリーバンク」の使い方は以下記事で詳しく解説しています。
③OsidOri(オシドリ)
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「OsidOri(オシドリ)」は夫婦、カップルに便利なシェア機能付き家計簿アプリです。
おすすめ度 | |
---|---|
連携方法 | アプリ上でシェア機能あり |
自動連携 | 有り |
レシート撮影機能 | 無し |
利用料 | 無料(但し、無料版は連携7口座まで) |
アプリ上で「個人画面」、「家族画面」と選択して管理が可能。
目標を決めて夫婦で一緒に貯金を行うこともできます。
「1つの家計簿アプリで夫婦のお金を管理したい」という方におすすめです。
OsidOri(オシドリ)の使い方は以下記事で詳しく解説しています。
夫婦共通口座を利用する方の気になる3つの質問
夫婦共通口座を利用する際の気になる質問を集めました。
Q1.代理人カードは発行するべきか?
預金者本人に代わって、ATM等で入出金ができるキャッシュカード(家族カード)
銀行キャッシュカードは共同名義で口座を作ることができません。
このため、夫婦どちらかの名義で銀行口座を作る必要があります。
入出金用として夫婦どちらもキャッシュカードを保有したい場合、「代理人カード」を作るようにしましょう。
Q2.夫婦で共通口座を利用する場合贈与税は発生するのか?
夫婦間の共通口座でも状況に応じて贈与税が発生する場合があります。
- 生活費名目で贈与を受けたお金を、株式や不動産など購入した場合
- 夫婦間の預金口座で高額なお金が移動した場合
- 宝石や車など110万円を超える贈答
一方、生活費や教育費として日常生活に必要なお金であれば贈与税の対象となりません。
事前に注意点を確認したい方は、以下税理士の解説を確認しておきましょう。
Q3.夫婦共有口座を利用する際の注意点は?
旦那:収入20万円 入金額10万円
妻:収入15万円 入金額10万円
上記状況では、妻の毎月個人口座残高は5万円。
毎月の支出範囲で収まるのであれば問題ありませんが、ストレスに感じる方も少なくないでしょう。
このため、不公平感を感じないよう収入と支出のバランスから入金額を設定することが大切です。
「夫婦で共通口座を利用」おすすめの銀行口座【まとめ」
本記事では、「夫婦共通口座」をテーマに選び方やおすすめの銀行口座を解説しました。
パートナーと情報共有を手軽に行うため、家計簿アプリと連携しよう
夫婦共通口座を保有すれば、目的に沿った貯蓄を行うことができます。
但し、選び方を誤ると不要な手数料を支払うことになるため、ネット銀行を活用するのがおすすめです。
また、家計簿アプリを連携することで、残高や支出状況をスマホで共有することができます。
無料で利用できるため、積極的に活用するようにしましょう。
以上、「おすすめの夫婦共通口座」まとめでした。
【関連記事】夫婦で共有可能な家計簿アプリをまとめています。
【関連記事】夫婦共通のプリペイドカードを発行できる「B/43」もおすすめです。
【関連記事】貯蓄に最適な「貯金アプリ」をまとめています。