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【疑問】「なぜみんな株をやらないのか?」調査データから分かる8つの理由

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悩み人
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なぜ日本人は投資に対して抵抗感があるのだろう?

本記事では「なぜみんな株をやらないのか?」をテーマに調査データから分かるポイントを深掘りします。

新NISAスタートに伴い、新たなに投資を始める方が増加しています。

一方、政府が投資をサポートする制度を拡充しても「私は投資をしない」という方は少なくありません。

そこで調査データを元に投資をしない方の理由を解説します。

投資に対して抵抗感がある方を中心に、同じ理由がないかチェックするのが良いでしょう。

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日本の投資家比率

野村総合研究所(NRI)調査データでは、日本で投資を行っている人の割合は約21.1%(2021年)と解説されています。

人口にして1,470万人推定であり、2015年以降拡大傾向です。

また、2024年新NISAスタートに伴い投資人口は拡大傾向と考えて良いでしょう。

年齢別投資人口推移

年齢別で見ると、20~30代の伸び率が顕著な推移を見せています。

金融庁より老後資産の確保に、複利を活用した投資が推奨されており早期から非課税制度を活用している方は増加傾向です。

一方、75%以上の方は投資を始めていない現実があります。

このため、投資を始めない要因をチェックしてみましょう。

POINT

投資にはリスクがあるため「私は投資をしない」という考えは否定されるものではない

労働収入が高い方であれば、貯蓄だけでも老後資産の確保が可能

一方、投資に対して誤った認識を持っている方もいるため注意をしよう

「なぜみんな株をやらないのか?」調査データから分かる8つの理由

「なぜみんな株をやらないのか?」について、金融庁が発表した顧客意識調査結果を元に解説します。

回答者の属性は以下の通りです。

理由1位:余裕資金が無い

回答率 56.7%

投資をしない理由1位は、「余裕資金が無い」というのが要因です。

当然ながら、日々の生活に余裕が無い方であれば投資にお金を回すことができません。

一方、余裕資金が無いという理由を放置していては老後破産が現実的になってしまいます。

理想的な貯蓄比率は収入の20~30%とされているため、生活コストを見直し早期から投資資金を準備できるようにするのが大切です。

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理由2位:資産運用に関する知識がない

回答率 40.4%

資産運用に関する知識がないため、投資に対して抵抗感がある方が多いようです。

株式投資においても「板」、「出来高」など専門用語が多くあるため難しいと感じる方は少なくないでしょう。

また、個別株を中心に財務分析に苦労する方がいるのも事実です。

一方、投資信託を活用した積立投資であれば、注文さえすれば後は何もすることはありません。

投資対象も自動でリバランスしてくれるため、資産運用に関する知識は不要です。

POINT

「投資は難しいもの」と勘違いから生まれる要因であり、正しい金融知識が必要

ネット証券を中心に、現在は初心者の方も注文しやすい環境が整っている

理由3位:購入・保有することに不安を感じる

回答率 26.3%

投資にはリスクがあり、購入した資産が大きく下落する場合があります。

このため、「大切なお金を失うのはでは・・・」と不安を感じる方は少なくないでしょう。

また、リスク許容度を超えたあまりに夜不安で眠れない方がいるのも事実です。

POINT
  • 自信のリスク許容度に合った投資比率にする
  • 投資に対して正しい知識を付ける
  • 短期の変動を気にせず長期投資に努める

過去のデータですが、20年間長期で積立をした場合「年5%前後」の安定したリターンが期待されます。

つみたてNISA早わかりガイドブック 金融庁

このため、短期的な変動は気にせず将来を見据えた投資スタンスが必要と言えるでしょう。

理由4位:預金など元本保証がある方が安心

回答率 23.7%

元本が保証されている「銀行預金」、「定期預金」を優先する方は少なくありません。

コロナショックは株式相場が短期で約38%の暴落

このため、大切な資産を守りたいと投資に対して抵抗感を持つのは当然と言えるでしょう。

一方、ポートフォリオを現金100%にするのは「ある意味日本円の価値向上にフルベット」している状態です。

物の価値は常に変動しており、50年前の100円と現在の100円では価値が大きく異なります。

一例として、公務員の給料推移をチェックしてみましょう。

国家公務員の初任給の変遷(大卒)

  • 昭和24年:4,223円/月
  • 昭和50年:80,500円/月
  • 平成27年:207,900円/月

(参考)人事院発表

上記の通り、物価と合わせて初任給も上昇しています。

2022年以降食品やサービスの値上げを実体験として感じている方は多く、資産の実質的な価値が減少している点は理解しておきましょう。

理由5位:コスト(手数料)が高い

回答率 14.9%

株式投資に対して、コスト(手数料)を気にして始められない方が多いようです。

POINT

総合証券や銀行では、買付手数料や1%を超える信託報酬の投資商品が存在する

一方、現在は手数料年間0.01%以下の投資商品も存在し、2023年以降国内個別株の手数料無料を発表する証券会社が登場しています。

このため、「大手ネット証券の活用」、「投資商品の選択」で解決する課題と言えるでしょう。

理由6位:勧誘が面倒

回答率 10.6%

こちらの理由を回答した多くの方が、窓口による金融商品の勧誘を指しています。

POINT

ネット証券であれば金融商品の勧誘はない

総合証券、ネット証券は窓口が存在し、投資情報を対面で得ることが可能です。

このため、投資初心者を中心に現在も活用されている方が存在します。

一方、ネット証券と比較して家賃・人件費など固定費が多く発生し、投資商品の手数料に上乗せされるのが現状です。

結果、販売者優位の投資商品が勧誘されている場合もあるため注意が必要です。

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理由7位:購入するのが手間

回答率 9.7%

日々仕事や家事が忙しく「購入するのが面倒」という方も少なくありません。

また、証券口座開設にも個人情報や書類のやり取りが発生するため、投資を始めるハードルの1つと言えます。

こちらも一部誤解があり、投資信託であれば一度積立設定をすれば後はやることがありません。

このため、正しく金融知識を付ければ手間なく資産形成が可能です。

理由8位:時間的ゆとりが無い

回答率 9.1%

会社員の方であれば、日中株価チェックができない点は課題です。

このため、専業トレーダーのように市況に合わせたフレキシブルな対応ができない点はデメリットと言えるでしょう。

また、日々の決算やリリース、企業の財務分析など時間的ゆとりの無さから株取引をしないという方も存在します。

「なぜみんな株をやらないのか?」調査データから分かる3つのポイント

金融庁の調査データから分かる、株をやらない方のポイントは以下の通りです。

ポイント①金融リテラシーは低い

金融庁調査データでは、5つの項目で金融リテラシー調査を実施。

すべての項目で、「不正解」及び「わからない」という回答が多く見られました。

問題例:継続的に投資信託の積立投資(同一の金融商品を毎月一定額、決まった日に買い付けていく方法)を行う効果として正しいものはどれだと思いますか。

正解:一回あたりの投資価格を平準化することができる

すべての問題が簡単な金融リテラシー調査であり、正しい情報を得られていない点が投資を始められない原因に繋がっていると言えるでしょう。

ポイント②サポートがあれば投資開始する

問:もし、あなたの立場に立ってアドバイスしてくれたり、手続きをサポートしてくれる人がいたら、リスク性金融商品を購入したいと思いますか。

若年層を中心に投資に対してアドバイスやサポートを希望する声が多く見られました。

POINT

金融機関に依頼をすれば、口座開設から投資商品の案内まで受けることができる

但し、窓口を利用した場合販売者優位の商品が案内される場合も多い

このため、当サイトでは自身で勉強することを推奨しています

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ポイント③老後に対する不安は大きい

投資未経験者に対して老後について質問をすると、「対策はとっておらず、不安を感じる」という調査データがあります。

早期から金融商品の積立をしていない方は、不安を感じるのは当然と言えるでしょう。

  • 本業・副業で収入を上げる
  • 固定費を削減して支出を下げる
  • 積立投資で早期から資産形成を行う

など、年齢は気にせず1日でも早く対策を取ることが大切です。

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投資スタートにおすすめ3つのツール

これから投資をスタートする方におすすめのアプリは以下の通りです。

①デモトレードアプリ

現在、お金を掛けずに投資体験ができるデモトレードツールが多数存在します。

このため、大切なお金を使用する前に「自身には向いているのか?」をチェックするのもおすすめです。

投資商品別デモトレードアプリ一覧(すべて無料)

アプリ名 特徴 リンク
株たす ・個別株のデモトレード
・IPO取引のデモ体験
・取引銘柄3,000以上
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トウシカ ・長期積立投資をシミュレーション
・短期トレードの練習が可能
・初心者向けの株アプリ
詳細
公式
FXなび ・FXデモトレードアプリ
・漫画でFXの基礎を学ぶ
・レバレッジ取引をデモ体験
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公式
暗号資産なび ・暗号資産デモトレードアプリ
・暗号資産に関する基本が学べる
・関連ニュース閲覧可能
詳細
公式
(参考)個別株デモトレード「株たす」の場合
  • 本物の株価を使用しリアルなデモ体験
  • 取引銘柄は3,600以上
  • 漫画で株式投資が学べる

3,600以上の銘柄から投資対象を選択することができます。

株価も本物のデータを活用しているため、本番同様の値動きをが体験可能。

また、クイックモードが用意されており移動平均線を活用した短期トレードの練習にも最適です。

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株たす-株式投資のシミュレーションゲーム

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各種レビュー記事も用意しているため、アプリの詳細が気になる方はチェックしてみましょう。

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②moomoo

「moomoo」は、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリです。

日本での知名度は高くありませんが、世界では2,000万人以上のユーザーがmoomooのアプリを利用。

革新的なサービスとして世界の投資家に認められているツールです。

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①米国株、香港株のスクリーニング

②米国株の財務分析

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アプリを活用すればデモトレードを始めることも可能。

お金を掛けずに米国株を体験したい方におすすめです。

その他、「銘柄スクリーニング」、「ヒートマップ」など株のトータル管理に最適です。

無料で使える財務分析ツールのため、気軽に使用感をチェックしてみましょう。

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※IDを取得すればすぐに利用できます

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【誕生】次世代型投資アプリ「moomoo(ムームー)」9つの魅力を解説 本記事では、「moomoo」をテーマに活用するべき魅力を解説します。 「moomoo」は、2022年10月27日に誕生した...

③マネーフォワードME

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個別株の損益や資産推移を確認するのに最適です。

また、銀行口座も合わせて連携することで最新の現金と株式の比率をチェックすることが可能。

自身の資産状況を確認するツールとして活用するのがおすすめです。

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なぜみんな株をやらないのか?調査データ【まとめ】

本記事では「なぜみんな株をやらないのか?」をテーマに調査データから分かるポイントを深掘りしました。

投資をやらない理由
  1. 余裕資金が無い
  2. 資産運用に関する知識がない
  3. 購入・保有することに不安を感じる
  4. 預金など元本保証がある方が安心
  5. コスト(手数料)が高い
  6. 勧誘が面倒
  7. 購入するのが手間
  8. 時間的ゆとりが無い

「私は投資をしない」という考えは否定されるものではありません。

このため、投資をしていない方を否定したり、投資を進める行為はおすすめできません。

一方、調査データから分かるのは金融知識が無いことから繋がる誤解が多く散見されます。

普通預金のみというのは、日本円の価値向上にフルベットしており潜在的に高いリスクが隠れていることを知るのが大切と言えるでしょう。

以上、「なぜみんな株をやらないのか?」調査データまとめでした。

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