投資知識

【注意】「純金積立やめとけ」おすすめしない5つのデメリット【守りの資産】

【PR】記事内に商品プロモーションを含む場合があります
悩み人
悩み人
安全資産として純金積立に興味がある。純金積立のメリット、デメリットを教えて欲しい

本記事では「純金積立」をテーマにメリット、デメリットを解説します。

金は現物資産であり「守りの資産」として投資家から高い人気を獲得。

2022年以降の金価格高騰を受け投資を検討している方も少なくないでしょう。

また、純粋に所有することで得られる満足感も金の魅力。

一方、純金積立にはメリットばかりでなくデメリットも存在するため注意が必要です。

本記事を参考に正しく金投資の特徴を理解しておきましょう。

本記事の結論

・金の積立方法は3種

・金は価格が上がりづらい

・配当金を生まない点も課題

・守りの資産として手堅いポートフォリオにするのに最適

・購入する場合は「楽天証券」、「SBI証券」を活用しよう

【当サイト推薦】moomoo証券アプリ

テクニカルデータやシグナルも無料で閲覧可能(新たな買い時を判断するの最適)

取引ツールとしても優秀であり、業界最安水準の手数料でサービスを提供している点も魅力。

現在、大盤振る舞いの口座開設キャンペーンが開催されており、当選した株の買付代金を受け取ることができます

最大10万円相当貰えるお得なキャンペーンも上手く活用して、買付資金を確保してみましょう。

\期間限定キャンペーン開催中/moomoo証券

moomooアプリ無料ダウンロード

【基本】そもそも「金」とは?

「金(ゴールド)」の基本についてチェックしておきましょう。

金(ゴールド)とは?
  • ネックレス
  • イヤリング
  • 貨幣
  • インゴット

など、万人から高い価値があるものと評価された鉱物です。

鉱物のため、地球上に存在する埋蔵量に限界があり、「金は有限である」という特徴があります。

国別埋蔵量は以下の通り

みんかぶ先物より引用

POINT

2018年時点世界の埋蔵量は「54万トン」

現在は金の採掘技術も上昇しており、世界で年間3万トンほど採掘がされています。

つまり、新たな鉱山が発見されなかった場合、20年程度で掘りつくしてしまう埋蔵量と言えるでしょう。

これが「金は有限であり安全資産である」と言われる由縁です。

「金」と「純金」の違いとは?

金と純金には違いがあります。

18金は純金ではない
  • 18金:75%は金、その他は別の金属
  • 純金(24金):99.99%金

「18金÷24金=金含有率75%」と24で割ることで大まかな含有率を計算することができます

他にも10金、14金なども存在し、それぞれ24で割ることで同様に含有率を知ることが可能です。

「純金積立」3つの購入方法

純金積立の購入方法は以下の通りです。

  1. インゴット、金貨の購入
  2. 純金積立投資
  3. 金ETF(上場投資信託)

順番に解説します。

方法①インゴッド、金貨の購入

田中貴金属ホームページより引用

直接インゴット、金貨を購入する方法です。

金の購入と聞くと「インゴット」をイメージされる方も少なくないでしょう。

また、インテリアとして純金製仏具や置物を集めている方もいます。

方法②純金積立投資

月々3,000円など少額から積立投資を行う方法です。

純金積立特徴
  • 月々3,000円以上1,000円単位で少額購入が可能
  • 自動積立にも対応
  • 現物への変更も可能

少額から積立ができるため、田中貴金属で純金積立を行う方も少なくありません。

(参考)田中貴金属の純金積立

方法③金ETF(上場投資信託)を購入

GLD」、「GLDM」などETFで金を購入する方法もあります。

GLDの特徴
ティッカー GLD
運用会社 ステート・ストリート
ベンチマーク 世界の金価格
設定日 2004年11月18日
純資産総額 567億ドル
配当利回り 0%
経費率 0.4%

ETFのメリットは、インゴットや純金積立と比較して手数料を抑えることができる点です。

金ETF「GLD、GLDM、IAU」を比較検証│6つの違いと買い方を解説 本記事では、金ETF「GLD、GLDM、IAU」をテーマに違いとおすすめの買い方を解説します。 金は現物資産であり、購入す...

「純金積立」のメリット

純金積立のメリットは以下の通りです。

順番に解説します。

メリット①暴落に強い

相場の格言にある「有事の時は金」と言われる通り、金は安全資産として有名です。

「市況が厳しい時は金が上昇する」という逆相関の関係にあり、ポートフォリオの一部に金を組み込むことで守りを強める効果が期待できます。

POINT

2020年コロナショックではゴールドも下落

ヘッジファンドの損失補填を目的に金を現金化されたことが理由

但し、株式と比較して下落率は低く、守りの資産として優秀なのは間違いありません。

メリット②価値が無くなる事はない

株式の場合、業績不振による倒産というリスクがあります。

POINT

100万円を投資した個別株投資した場合0円になる

但し、金の場合「有限である現物資産」であるため、資産価値が無くなるというリスクはありません。

安全性が高いという点もメリットと言えるでしょう。

純金積立おすすめしないデメリット5選

「純金積立やめとけ」と言われるデメリットは以下の通りです。

順番に解説します。

デメリット①資産価値は上がりづらい

金の資産価値は守りに強い反面、パフォーマンスは株式に劣ります。

以下、S&P500(株式)と金の10年チャート比較

金価格は横ばいとなっています。

200年と長期で見た場合以下の通りです。

Jeremy Siegel, Stocks for the Long Run, McGraw-Hill; 4th Edition, 2007.

こちらの表は「200年前に1ドルを投資した場合何倍になったか?」を表したグラフです。

  • 株式:700,000倍
  • 長期国債:1,800倍
  • 短期国債:280倍
  • 金:4.5倍
  • 現金:0.05倍

株式は「700,000倍」と驚異的な上昇を続けた反面、金は「4.5倍」という緩やかな成長になっています。

200年という歴史でもみても、資産価値が上がりづらい点はデメリットと言えるでしょう。

デメリット②インカムゲイン(配当金)がない

純金積立はインカムゲイン(配当金)が得られません。

株式の場合、企業が生んだ余剰利益から株主への配当が支払われます。

金の場合、事業ではなく鉱物のため金自身が収益を生むことはありません。

インカムゲインが得られないという点もデメリットの1つです。

デメリット③管理する場合盗難、紛失リスクがある

純金を手元で保管する方も一定数いますが、「盗難、紛失リスク」があります。

小さく運びやすい金は、泥棒に入られた場合真っ先に狙われる対象と言えるでしょう。

また、世界第4位の地震大国日本の場合、「災害により金を紛失する」というリスクも軽視することはできません。

デメリット④手数料が高い

純金投資は「手数料が高い」というデメリットがあります。

投資方法別の手数料は以下の通り
※インゴット、純金積立は田中貴金属より参照

インゴット(地金) 売却、購入共に手数料(2,000円~16,500円)
純金積立 積立手数料1.5~2.5%+年会費
金ETF(GLD) 0.4%/年
S&P500(VOO) 0.03%/年

純金積立の場合「1.5~2.5%」と高い手数料となっています。

比較的手数料が安い金ETFでも、「0.4%」と株式と比較して高い

但し、2018年新設された「GLDM」を活用する方法もあるため詳細は後述します。

デメリット⑤為替の影響を受ける

金の価格は現物以外にも「為替」の影響も考慮する必要があります。

国際的な金の取引単位は「トロイオンス」
(1トロイオンス約31.1035g)

1トロイオンスあたりの価格は米ドル取引のため、日本で金を購入する場合為替リスクも認識しておきましょう。

  • 1ドル100円
  • 1ドル110円

上記の場合、10%価格に違いがあるため為替の影響を受ける点もデメリットと言われる要因です。

「純金積立」をおすすめする人

純金積立にはデメリットがあります。

但し、すべての方におすすめできない投資ではありません。

そこで、純金積立をおすすめする人を解説します。

  1. 数億を超える資産を保有している人
  2. 手堅いポートフォリオにしたい人
  3. 純粋に金を保有したい方

①数億を超える資産を保有している人

既に数億を超える資産を保有している方は、金投資もおすすめと言えるでしょう。

「暴落に強く」、「現物資産」ためインフレ対策として効果があります。

自身のポートフォリオのアセットアロケーションに活用するのがおすすめです。

(参考)【重要】理想的なアセットアロケーションとは?6つポイントで解説

②手堅いポートフォリオにしたい人

暴落に強いポートフォリオにしたい方は、保有資産の一部を金にするのもおすすめです。

但し、「資産価値が上がりづらい」、「配当金が出ない」など純金積立のデメリットも認識しておきましょう。

20~30代などリスク許容度が高く、資産形成初期の方は株式を中心としたポートフォリオがおすすめです。

③純粋に金を保有したい方

金には所有欲を満たす魅力があります。

POINT

保有することで得られる、「達成感」や「満足感」はプライスレス

このため、「毎年金貨を1枚購入する」、「孫の誕生日に金貨をプレゼントする」など、資産だけではない価値があると考えます。

デメリットを理解した上で純金積立を検討してみてはいかがでしょう。

「純金積立」おすすめの購入方法

結論、手数料の点で金ETFの活用がおすすめ

代表的な金ETFは以下3種(2024年7月1日時点)
※スマホの方はスライドできます。

シンボル GLD GLDM IAU
設定日 2004年11月18日 2018年06月25日 2005年1月21日
純資産額 621億ドル 73億ドル 282億ドル
配当利回り 0% 0% 0%
経費率 0.4% 0.1% 0.25%
株価 215.58ドル 46.21ドル 44.06ドル
最新の株価 公式 公式 公式

「純資産額」、「歴史の長さ」を求める場合「GLD」

「経費率を抑えたい」、「手軽な株価」を求める場合「GLDM」

知名度は劣るも「手軽な株価+経費率の安さ」の点から、これから金投資を始める方には「GLDM」がおすすめです。

「どこで取引を始めたら良いのか?」と悩んだら買付手数料が無料の「楽天証券

以下、「楽天証券」買付手数料無料ETF一覧

【追記】

SBI証券は売却手数料無料ETFを変更(2022年4月1日より)

変更の伴い、金ETF「GLDM」対応を発表

このため、SBI証券の活用もおすすめです

金ETF「GLD、GLDM、IAU」の詳しい違いは以下で解説しています。

金ETF「GLD、GLDM、IAU」を比較検証│6つの違いと買い方を解説 本記事では、金ETF「GLD、GLDM、IAU」をテーマに違いとおすすめの買い方を解説します。 金は現物資産であり、購入す...

金投資をサポートする投資アプリを活用しよう

金投資には魅力はあるも、情報収集に苦労している投資家も少なくありません。

手軽に分析をしたい場合、無料アプリ「moomoo」を活用してみよう

「moomoo」は、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリ。

日本での知名度は高くありませんが、世界では2,100万人以上のユーザーがmoomooのアプリを利用。

革新的なサービスとして世界の投資家に認められているツールです。

moomooは日本株はもちろん、米国株のリアルタイム表示に対応。

企業分析に強く、売上、決算報告などアプリを通して細かくチェックすることができます。

金ETFの長期チャート、注文約定分析にも対応。

「moomoo」を無料でダウンロード
※IDを取得すればすぐに利用できます

moomoo

moomoo

posted withアプリーチ

【誕生】次世代型投資アプリ「moomoo(ムームー)」9つの魅力を解説 本記事では、「moomoo」をテーマに活用するべき魅力を解説します。 「moomoo」は、2022年10月27日に誕生した...

純金積立おすすめしないデメリット【まとめ】

本記事では「純金積立」をテーマにメリット、デメリットを解説しました。

ポイントをまとめると以下の通りです。

純金積立のメリット
純金積立のデメリット

金は過去200年の歴史上パフォーマンスが低い結果となっています。

但し、未来は常に不確実であり「守りの資産として積立を始める」という選択肢も正しい判断と言えます。

このため、純金積立のデメリットをしっかり認識した上で投資を検討してみましょう。

もし純金積立を行う場合以下2種から検討

「純資産額」、「歴史の長さ」を求める場合「GLD」

「経費率を抑えたい」、「手軽な株価」を求める場合「GLDM」

実際に積立を始める場合、「楽天証券」、「SBI証券」を活用するのがおすすめです。

以上、純金積立おすすめしないデメリットまとめでした。

【関連記事】株式投資の独学での勉強方法をまとめています。

【株式投資の勉強】独学で一人前の投資家になる方法10選【初心者卒業】 本記事では「株式投資の勉強」をテーマに独学で勉強する具体的な方法を解説します。 株式投資を始める場合、「財務分析」、「テク...

【関連記事】買ってはいけない高配当株をテーマに解説しています。

【罠銘柄】「買ってはいけない高配当株とは?」6つの注意点と見分け方を解説 本記事では「買ってはいけない高配当株」をテーマに注意点と見分け方を解説します。 高配当株の魅力は不労所得であり、少しずつ配...

【関連記事】シミュレーション取引に対応した練習アプリを紹介しています。

【2024年11月】株シミュレーションアプリおすすめ10選│ゲーム感覚で練習できる 本記事では「株シミュレーションアプリ」をテーマにおすすめアプリを解説します。 株式投資には売却益はもちろん、「株主優待」、...