本記事では楽天証券改悪に伴う、今後のとるべき行動について解説します。
2022年2月1日楽天証券はクレジットカード積立の還元率変更を発表。
楽天証券を利用する多くの投資家が、クレカ積立にて1%の還元を受けている事から、「今後どうするべきか?」という悩みを持っています。
そこで本記事では、今後のとるべき立ち回り方を解説します。
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楽天証券の改悪内容とは?
まずは、楽天証券の改悪内容についてチェックしましょう。
公式ホームページを見ると分かりづらい内容ですが結論以下の通りです。
【現在】
全銘柄クレカ決済で1%還元
【今後】
代行手数料0.4%未満 1%→0.2%還元
代行手数料0.4%以上 1%還元(変更なし)
※代行手数料:信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(信託報酬ではない)
改悪が開始されるタイミングは「2022年9月~」
変更に伴い、投資家から人気を得ているインデックスファンドは軒並み「1%→0.2%還元」に改悪されます。
(参考)2022年2月時点買付件数ランキングTOP5
信託報酬 | |
eMAXIS Sliem 全世界株式 | 0.1144% |
eMAXIS Sliem S&P500 | 0.0968% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% |
eMAXIS Sliem 新興国株式インデックス | 0.187% |
eMAXIS Sliem バランス(8資産均等型) | 0.154% |
人気上位TOP5すべて代行手数料0.4%以下であり改悪が決定。
このため、「2022年9月以降どうするべきか?」というのが現状の課題です。
「2022年9月より」楽天証券ポイント乞食には注意
「そもそも楽天証券ポイント乞食とは?」について解説すると以下の通り
- 楽天証券で「5万円」分の投資信託をクレジットカードで購入
- 値動きが少ない債券ファンドを購入する
- 購入後すぐに売却する
- クレジットカード還元分月500ポイント(年6,000ポイント)が受け取れる
購入銘柄例:国内債券インデックス
年率リターンは以下の通り
- 6ヵ月:▲3.63%
- 1年:▲1.32%
- 3年:▲0.60%
1年間を通してもリターンは▲1.32%と値動きが少ないのが特徴。
値動きが少ない債券ファンドを購入し、すぐに売却することでほぼノーリスクで年間6,000ポイントを受け取ることができました。
但し、2022年9月以降は以下の通りに改悪されます。
【還元率1%→0.2%】
還元率月100ポイント×12ヵ月=年1,200ポイント
「6,000ポイント→1,200ポイント」では魅力は大きく減少と言えるでしょう。
このため、具体的な対策を以下で解説します。
楽天証券ポイント乞食「今後」のとるべき4つの行動
①購入銘柄を変更する
2022年9月以降改悪が実施されるも「代行手数料0.4%以上」については継続して1%の還元率を受け取ることが可能。
このため、継続して1%を受け取る事ができる銘柄を調査しました。
買付条件は以下の通り
- 値動きが少ない国内債券ファンド
- 買付手数料は無料
- 代行手数料は0.4%以上
公式ホームページは分かりづらい表記になっていますが、「信託報酬ではなく代行手数料が年0.4%以上」が条件です。
上記スクリーニングの結果以下の通り
販売代行手数料:0.55%/年
結論、全くおすすめできない高手数料ファンドしか対象がありませんでした・・・
6ヵ月リターン▲16%を超えており「値動きが少ない」とは到底言えるものでもないでしょう。
当サイトはこの手のぼったくり投資信託を非推奨としているので、ポイント乞食で購入するべき銘柄とは言えません。
【ご自身で代行手数料を調べる場合の注意点】
手数料は騰落率により変更されるものが多くあり。
(参考)年金積立日本短期債券オープン
このため、目論見書の内容まで確認の上手数料をチェックしましょう。
筆者調べでは、「代行手数料0.4%以上」というのは楽天側による乞食行為の撲滅という強い意志を感じました。
②楽天キャッシュを活用する
2022年8月~12月買付分は楽天キャッシュキャンペーンが開催されます。
やり方は以下の通り
- 楽天カードから楽天キャッシュにチャージ(0.5%還元)
- 楽天キャッシュ経由で投資信託を購入(0.5%還元)
最大10万円までキャッシュレス積立ができるのが強みです。
但し、楽天キャッシュの還元は「2022年12月まで」と本質的な解決策ではありません。
今後、代行手数料0.4%以下のファンドを継続して買付する方は「楽天キャッシュ経由で0.5%還元受ける」を検討してみてはいかがでしょう。
③マネックス証券を活用する
「マネックス証券」は2022年2月25日よりクレカ積立を開始。
還元率 | 1.1% |
---|---|
年会費 | 初年度:無料 次年度:550円※但し1回以上利用で無料 |
ポイント投資 | 未対応(今後開始予定) |
投資商品数 | 取り扱い多数 |
積立NISA | 対応 |
特徴 | マネックス証券即時出金サービスが5回まで無料 |
楽天証券の改悪発表と重なり、マネックス証券の口座開設を検討している方が急増しています。
結果的にこれ以上ないタイミングでクレカ積立開始を発表。
対象銘柄の制限もなくすべての投資信託が対象という点は強みです。
このため「最もお得な還元率を受け取りたい!」という方はマネックス証券を活用しましょう。
④SBI証券を活用する
「SBI証券」は三井住友カードを利用することでクレカ積立が可能。
※以下スマホの方はスライドできます。
還元率 | 【2%還元】 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard) 三井住友カード プラチナプリファード 【1%還元】 三井住友カード ゴールド(NL) 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard 三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard 三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard 三井住友カードゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードビジネスオーナーズゴールドVISA 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard) 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド) 【0.5%】 三井住友カード(NL) 上記以外のVポイントが貯まるカード |
---|---|
年会費 | 無料~55,000円 |
ポイント投資 | 未対応(Vポイント投資開始予定も時期未定) |
投資商品数 | 業界屈指の取扱数 |
積立NISA | 対応 |
特徴 | プラチナカードを活用することで2%還元 |
SBI証券×三井住友カードは幅広いカードに対応している点が特徴。
1%還元を受ける場合、有料のゴールドカード(年会費5,500円)を利用する必要があります。
但し、年間100万円以上利用することで「年会費が無料」になるため利用状況によってはお得に活用することができます。
投資対象銘柄の指定もないため、SBI証券に乗り換えるというのも選択肢の1つです。
「ポイント還元」投資先変更を検討されいる方へ3つの注意点
注意点①サービスは改良と改悪が繰り替えされている
クレカ積立による還元サービスは顧客獲得の1つの手段です。
このため、顧客獲得ができれば改悪が行われます。
今回改悪が発表された楽天証券は2021年SBI証券を抜き「証券口座数1位」を達成。
「お得なキャンペーン」、「他サービスとの連携」により顧客獲得を行ってきました。
顧客獲得に成功した現在、次に取られる行動は「収益の回収」と考えるのが自然です。
楽天モバイルでの大赤字もあり、「回収できるところからしっかり取る」となるのは必然。
但し、改悪は楽天証券だけに言えることではなくSBI証券、マネックス証券も同様です。
販売者が受け取る代行手数料以上に還元をしているため、「顧客獲得状況に応じて改悪が行われる」と考えておくことが大切と言えるでしょう。
注意点②ポイント乞食は投資の本質ではない
SNSを中心にポイント乞食を活用したサービスを受ける方法が解説されています。
このような「制度の裏をかいた行為」は、お得なキャンペーンを短命に終わらす要因の1つです。
また、資産形成の本質は積立投資であることから、ポイントを狙った短期売買はおすすめできません。
目先のポイントは意識せず少額からでも良いので、優良ファンドへ積立投資を始めることをおすすめします。
「私は投資をしない!」という方もいますが、投資しないことにはリスクが隠れているため以下記事も合わせてチェックしてみましょう。
注意点③相場状況によっては損失を出すこともある
ポイント乞食を検討している方は、相場状況によって損失がでる点には注意をしましょう。
日本債券は変動率が少ない投資商品と言われています。
但し、市況によって変動率が上がることもあります。
債券価格は金利と逆相関の関係です。
このため、金利上昇局面では想定より債券ファンドの価格が下落する点は注意をしておきましょう。
ほぼノーリスクではあるも、リスクがないわけではない点は注意が必要です。
楽天証券ポイント乞食「今後」のとるべき行動【まとめ】
本記事では楽天証券改悪に伴う、今後のポイント乞食のとるべき行動について解説しました。
ポイントをまとめると以下の通り
2022年9月よりクレカ積立の改悪が実施される。
【現在】
全銘柄クレカ決済で1%還元
【今後】
代行手数料0.4%未満 1%→0.2%還元
代行手数料0.4%以上 1%還元(変更なし)
このため、楽天証券ポイント乞食は年6,000→1,200ポイントに減少する
今後の取るべき4つの行動
2022年9月より楽天証券は改悪が行われます。
このため、ポイント還元を意識する方は「マネックス証券」、「SBI証券」を活用しましょう。
但し、ポイント還元は資産形成においてオマケです。
本質的には、積立投資を継続することが大切。
また、制度の裏をかきポイントを獲得する行為はサービスを短命に終わらす要因であるため注意が必要です。
以上、楽天証券ポイント乞食今後のとるべき行動まとめでした。
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