本記事では「連続増配株の探し方」をテーマに具体的な方法を3STEPで解説します。
連続増配株には「安定した業績」、「将来的な配当額の増加」など魅力があります。
但し、実際に増配株を探すと言っても上場企業数は3,700社以上存在するため、1社ずつ調査するには膨大な時間が必要です。
また、四季報で隠れた増配企業を探すのも有効ですが、多くの時間が必要であり効率的とは言えません。
そこで、本記事では連続増配株の効率的な探し方について深堀りします。
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「連続増配株」3つの魅力
連続増配株の魅力は以下の通りです。
①安定した配当金の増加
連続増配株の魅力は安定した配当金の増加にあります。
KDDIは右肩上がりの増配を継続。
株主として、配当額の増加は最高の株主還元と言えるでしょう。
複数の連続増配株を保有すれば、将来大きな配当額になることが期待されます。
一方、一時的に高い配当利回りとなるも減配が続く銘柄が存在。
株価の下落に伴い配当利回りが一時的に急騰するも、減配が続くようでは魅力があるとは言えません。
このため、現在の配当利回りだけを見るのではなく将来の成長性を予測するのが良いでしょう。
②配当利回りの増加
連続増配株の投資は高配当株とは異なります。
一般的に高配当株投資は「3~6%」など、投資家が求める利回りの銘柄に投資。
一方、連続増配株は短期的な利回りでは高配当株に劣ることも少なくありません。
増配株投資の狙いは長期的な配当額の増加です。
- 2013年配当利回り:3.2%
- 2022年配当利回り:7.4%(取得額ベース)
自身の取得単価でみると、毎年7.4%の配当額を届けてくれる銘柄は「お金の生る木」と言っても過言ではないでしょう。
このため、現在の配当利回りをだけを見るのではなく将来的な配当額を意識して投資を検討してみましょう。
③増配できるビジネスモデル
通常配当金は、ビジネスで行った利益の一部を株主還元として実施。
このため、増配を続けている企業は安定した業績が続くビジネスモデルであるとも言えます。
景気敏感株など一時的に「記念配当」、「特別配当」などで10%を超える配当利回りとなることも少なくありません。
日本郵船2022年の配当利回りは12%超え。
但し、景気動向の影響を大きく受ける海運株は、将来に渡り高い配当利回り維持するのは困難が予測されます。
このため、安定したビジネスモデルの企業へ投資ができるのは連続増配株の強みと言えるでしょう。
2023年配当金額が急落し、配当利回りは3%に落ち着いている
連続増配企業TOP10【日本・米国】
2024年時点の連続増配企業TOP10は以下の通りです。
【日本】
企業名 | 増配年数 | |
① | 花王 | 34年 |
② | SPK | 25年 |
③ | 三菱HCキャピタル | 24年 |
④ | 小林製薬 | 24年 |
⑤ | ユー・エス・エス | 23年 |
⑥ | リコー・リース | 23年 |
⑦ | トランコム | 22年 |
⑧ | ユニ・チャーム | 21年 |
⑨ | 沖縄セルラー電話 | 21年 |
⑩ | リンナイ | 21年 |
日本NO.1の連続増配企業は花王。
34年に渡り増配が続いているため、「割安なタイミングで購入したい」と考える投資家も少なくありません。
【米国株】
企業名 | 増配年数 | |
① | AWR アメリカン・ステイツ・ウォーター | 68年 |
② | DOV ドーバー | 67年 |
③ | PH パーカー・ハネフィン | 66年 |
④ | GPC ジェニュイン・パーツ | 66年 |
⑤ | NWN ノースウェスト・ナチュラル・ガス | 66年 |
⑥ | PG プロクター・アンド・ギャンブル | 66年 |
⑦ | EMR エマソン・エレクトリック | 66年 |
⑧ | MMM スリーエム | 65年 |
⑨ | CINF シンシナティ・ファイナンシャル | 62年 |
⑩ | JNJ ジョンソン&ジョンソン | 60年 |
米国株については60年以上増配を続けている企業が複数存在する点が魅力。
このため、連続増配株投資を検討している方は米国株投資もおすすめです。
「米国の個別株投資は難しい」と感じる方は米国高配当ETFの活用も検討してみましょう。
(参考)米国高配当ETF【VYM、HDV、SPYD】特徴、配当利回り徹底解説
「連続増配株」探し方を3STEPで解説
結論、マネックス証券が提供する「銘柄スカウター」の分析ツールが最適です。
- 重要な業績推移を過去10期以上に渡りグラフで表示
- 過去10年のスクリーニング
- 投資指標を統計処理したデータを元に理論株価を提示
無料で使える優れた企業分析ツールです。
銘柄スカウターの詳細は以下も合わせてチェックしてみましょう。
【参考】動画でチェックしたい方はこちら
銘柄スカウターを活用した連続増配株の探し方は以下の通りです。
- 銘柄スカウターの起動
- スクリーニング条件を入力
- 企業分析を行う
順番に解説します。
STEP①銘柄スカウターの起動
まずは、銘柄スカウターを起動しましょう。
①10年スクリーニングをタップ
②「新規作成」をタップ
- 市場
- 業種
- 時価総額
- 投資金額
- 株主優待の有無
- 決算月
- キーワード
など複数のスクリーニングに対応。
SETP②スクリーニング条件を入力
連続増配株をスクリーニングするには「条件追加」が必要。
①左下「条件追加」をタップ
②「分析指標・アナリスト評価・株価」タブを選択
③「連続増配年数(直近実績)」を選択する
④連続増配年数「5期以上」を選択
【補足】
対象銘柄を絞りたい場合「その他条件」も追加しよう
例:画像では「成長率(売上・営業利益)」、「配当性向」を使用
STEP③企業分析を行う
スクリーニングされた企業の分析を行いましょう。
配当推移や配当利回り、配当性向を確認
配当推移はもちろん、「実績配当性向」に注目
配当性向が高すぎる場合は要注意(30~40%が目安)
企業分析タブから業績推移を確認。
売上高が長期に渡り成長していることを確認しましょう。
スクリーニングはもちろん、企業業績を多岐にわたり分析することが可能です。
気になる方はマネックス証券の口座開設も検討してみましょう。
【購入のポイント】
- 気になる連続増配株をリスト化
- ターゲットの目標株価を設定
- 株価状況を見て購入を行う
【その他】連続増配株の探し方
銘柄スカウター以外の連続増配株の探し方は以下の通りです。
- ビジネス雑誌の活用
- Google検索で探す
- Youtubeの活用
順番に解説します。
①ビジネス雑誌の活用
「ダイヤモンドZAI」、「日経マネー」などのビジネス雑誌の活用もおすすめです。
「買いの10万円株」、「本当に強い株36銘柄」など新しい銘柄を知るのに有効と言えます。
また、カラーの図解やグラフが活用されており、情報が理解しやすい点もメリットです。
気になる方おすすめのビジネス雑誌一覧もチェックしてみましょう。
②Google検索で探す
Googleにて「連続増配株 ランキング」などで検索するのも有効な方法です。
「トップ20」など長期に渡り増配が続く銘柄を知ることができます。
但し、あくまで一部の銘柄だけであり、隠れた優良増配株を見つけるのには不向きです。
このため、スクリーニングと合わせて情報収集を行うようにしましょう。
③Youtubeの活用
投資系Youtuberが株式投資に関する情報を日々アップ。
このため、「連続増配株」などで検索することでおすすめ企業をチェックすることができます。
但し、あくまで配信者の考えであり紹介された銘柄をそのまま購入するのは辞めましょう。
1つの投資情報として最終的な投資判断は自身で行うことが大切です。
連続増配株を購入したら管理アプリを活用しよう
連続増配株を効率良く管理するために、投資管理アプリの活用がおすすめです。
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個別株の損益や資産推移を確認するのに最適です。
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2023年2月27日マネーフォワードMEは、新たにアドバンスコース新設を発表
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連続増配株の探し方【まとめ】
本記事では「連続増配株の探し方」をテーマに具体的な方法を解説しました。
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以上、連続増配株の探し方まとめでした。
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