本記事では、「サラリーマン投資家の失敗」をテーマに筆者の失敗談を解説します。
筆者は投資歴10年目です。
10年前勉強もせず投資の世界に足を踏み入れました。
結果、多くの失敗を経験しています。
そこで、私が経験した投資に関する失敗談を解説していきます。
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【体験談】サラリーマン投資家3つの失敗
先に結論から言うと、筆者は以下3点の投資で失敗をしています。
- 個別株
- FX
- 投資信託
150万前後の資金が手元にあったため、「効率よく資金を増やしたい!」というのが投資を始めた理由です。
仮に、10年前の自分に会えるなら「投資の勉強は最低限しろ!」と伝えます。
投資の失敗から学ぶことは多くあります。
但し、筆者のように何も考えずお金を失うのは意味がない行為のため、ぜひ反面教師にしていただければと思います。
それでは、失敗談を解説していきますね。
失敗談①個別株
初めて購入した株は「ガンホーオンラインエンターテイメント」という株。
スマホアプリ「パズドラ」の大ヒットにより一躍有名になった企業です。
株価は2ヶ月で約72倍と驚異的な値上がりを見せていました。
株価上昇を見て、「この株買ったら大儲けできるんじゃね?」という何ともお粗末な購入理由です。
持っている貯金を証券口座に入金しガンホー株を100株購入。
結果は以下の通り
見事にド天井でのエントリーとなりました。
結果、この1回の取引で90万円の損失です。
購入した当時は「損失を出したらどうしよう」などの考えは全くなく「更に2倍になる前に早く買おう!」という謎の自信がありました。
当時の自分に声をかけるとすると
- ゲーム株は短期売買推奨
- 急騰株をイナゴトレードするな
- 始めての取引で150万集中投資は狂気
こんな感じです。
150万円前後の資金で全力買いですから、リスク分散もありません。
また、72倍上昇とマネーゲーム化している株をイナゴトレードするのは愚の骨頂ですね。
高い勉強量となりましたが、以降「ゲーム株」及び「急騰株」への投資は一度もしていません。
人それぞれ、セクターにより得手不得手があると考えているため、セクターの特徴をしっかりと理解することをおすすめします。
失敗談②FX
FX取引を始めたばかりの時は、比較的好調でお小遣い稼ぎになっていた事を覚えています。
FXをやっていたのは「2011年」
取引にも慣れ自信をつけた頃に事件が発生しました。
2011年といえば、甚大な被害を与えた「東日本大震災」の年。
地震発生「3月11日」以降、為替市場は大パニックとなりました。
以下、当時の為替レート
短期間の間に為替レートは「83円」から「76円」まで歴史的な円高に。
当時は、余震があるだけで1円以上為替が動くなど異常な相場でした。
こんな危険な相場にも関わらず、無謀にもポジションを保有していました・・・
3月17日「80円前半」で買いポジションを保有したまま就寝。
深夜2時頃携帯アラームで目が覚めました。
眠たい目を擦りながらメールをチェックをすると約定を知らせるメール。
ほんの数時間でドル円は3円以上の円高となり、証拠金が維持できず強制決済となりました・・・
結果、「約30万円」のロスカットに。
ドル円が数時間で3円以上動くというのは、通常時はまずありえません。
当時の自分に声をかけるとすると
- 証拠金に対してポジションを持ちすぎ
- ボラティリティが高い時は取引を控える
- FXはサラリーマンには不向き
こんな感じです。
FX取引はレバレッジ取引のため、資金コントロールがうまい方以外は安定した資金を稼ぐ事が難しいと思います。
また、日中チャートをチェックできないサラリーマンとは「相性があまり良くない」という点も課題です。
筆者には不向きと考え、現在はFX取引は一切行っていません。
FXのデメリットについて以下記事でも詳しく解説しています。
失敗談③投資信託
投資信託では、「ぼったくり投資信託」を購入し失敗しています。
購入した商品は「毎月分配型の投資信託」です。
購入した投資信託の手数料は以下の通り
- 購入時:3.3%
- 売却時:0.75%
- 運用管理費用:1.54%/年
ブラジル関連の投資信託ですが、オリンピック前という事もあり売れに売れていたのが購入理由。
現在では信じられないと思いますが、こんな高手数料の投資信託がランキング1位を獲得していました。
購入金額は約50万円。
結果、大きな損失は出ていません。
但し、2015年から2018年にかけてアベノミクスにより、日経平均株価は大きく上昇しています。
投資先をしっかりと判断していれば、しっかりと資金を拡大させることが出来た相場です。
当時の自分に声をかけるとすると
- 人気という理由だけで投資商品を選ぶな
- 投資商品は理解できるものに投資しろ
- 正しい手数料を理解する
こんな感じです。
現在は、SNSを中心に「購入するべき投資信託」など正しい情報を手軽に集められる良い時代になったと思います。
但し、現在も「ぼったくり投資信託」が存在するため注意が必要です。
サラリーマン投資家の弱点
サラリーマン投資家には弱点があります。
弱点①日中チャートをチェックできない
本業があるサラリーマンには「日中チャートがチェックできない」というデメリットあります。
このため、短期売買を中心とする取引は不向きです。
- スイングトレード中心
- 投資信託、ETFを購入
- 投資先を分散する
など、弱点を理解した投資をすることをおすすめします。
特に、必要以上にリスクを取った投資をすると「日中チャートが気になって仕事に集中できない」という問題もあります。
結果、仕事のパフォーマンスが落ちてしまっては信用の失墜にも繋がりかねません。
弱点②資金量には限界がある
家族構成や仕事内容によって異なりますが、一般的な方であれば投資資金には限界があります。
このため、「機関投資家」など資金量も情報量も強者である相手と勝負をしない投資が必要です。
個人投資家の強みは「長期投資が可能」という点です。
機関投資家は圧倒的な資金量から、「玉集め」を行いチャートを作り上げることも可能。
但し、常に最高のパフォーマンスを求められるため、長期投資を行うことはできません。
筆者としては、長期投資こそが機関投資家に勝てる唯一の優位性と考えています。
もし投資手法に悩んでいる方であれば、デイトレードによる短期勝負ではなく
- 高配当株投資
- インデックス投資
- 成長株投資
など、数年かけて成長する企業を見つけだし投資を行ってみてはいかがでしょう。
もし難しいと感じたら、素直に「イデックス投資」をおすすめします。
筆者が正しい投資方法を知った理由
色々と回り道をしましたが、現在は
- インデックス投資
- 米国ETF
を中心にNISA口座を活用して取引しています。
また、短期トレードを辞め長期保有を続けられる企業へのみ投資を行っています。
結果、株価の上下に一喜一憂する事なく安定した資産形成ができています。
このスタイルに行き着いたのは、投資に関する良書「敗者のゲーム」を読んだ事が理由です。
世界的ベストセラー本のためご存じの方も多いのでは。
全世界で読まれている「投資のバイブル」とも言われている良書です。
本書を簡単にまとめると
- 安定した勝率を上げたければインデックス投資をする
- 収入と支出の管理を行う
- 短期トレードは行わない
- 住宅購入は資産でなく負債と考える
- 銀行や証券会社の窓口で投資商品を購入しない
「正しい投資とは?」という今後生きていく上で必要な情報を得ることができる本です。
もし、興味があれば以下でポイントを解説をしている合わせてチェックをおすすめします。
サラリーマン投資家3つの失敗「まとめ」
本記事では「サラリーマン投資家の失敗」をテーマに以下3点の失敗談をまとめました。
- 個別株
- FX
- 投資信託
本記事のポイントをまとめると
- 急騰銘柄のイナゴトレードは危険
- セクター特徴を理解する
- リスクを取り過ぎた投資はNG
- 自身が理解できるものに投資をする
- インデックス投資による長期投資がおすすめ
本記事から、反面教師にするべき点があれば嬉しいかぎりです。
結論としては、非課税制度を活用したインデックス投資から始めることをおすすめします。
積立NISA非課税枠「40万円/年」を最大限活用すれば、20年後理論上1,300万円の資金を確保することができます。
但し、筆者は個別株にも株の魅力があると考えています。
「株主優待」、「配当」なども魅力があるため、積立NISAを満額投資をしても尚資金がある方はリスク分散をしながら個別株も始めてみてはいかがでしょう!
以上、サラリーマン投資家失敗談まとめでした。
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