投資手法

【悩み】「ETFで毎月配当金をもらうには?」おすすめポートフォリオを解説

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悩み人
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ETFを活用して毎月分配金を受け取るにはどうすれば良いだろう?

本記事では、「毎月配当金が貰えるETF」をテーマにおすすめの銘柄を解説します。

日本株の場合、3月決算の企業が多く何も考えずに銘柄を購入すると6月・12月に配当金が集中します。

このため、「毎月安定した配当金を受け取りたい」と悩みを持つ方は少なくないでしょう。

そこで毎月配当金を受け取ることができる国内・海外ETFを複数解説します。

自身のポートフォリオに組み込むべき銘柄があるかチェックしてみましょう。

POINT

「この銘柄を購入すれば毎月配当が可能」という紹介があるも、長期保有を前提とした場合個別株投資にはリスクがある

このため、本記事では分散性の高いETFに限定して紹介

自身でリスクコントロールが可能な方は個別株に挑戦するのもおすすめです

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「ETFで毎月配当金をもらう」3つのメリット

ETFを活用して毎月配当金を受け取るメリットは以下の通りです。

  1. 毎月の収入が安定する
  2. 高配当株の魅力を体感できる
  3. 再投資の機会が増加

順番に解説します。

メリット①毎月の収入が安定する

毎月一定額配当金を受け取ることで、キャッシュインフローを安定させることが可能です。

毎月1万円の配当金を受け取る効果
  • スマホ代の支払いに充てる
  • インターネット代が無料
  • 外食や日帰り旅行に使える

など、少額でも配当金があることで生活を豊かにする力があります。

このため、毎月一定額の配当金を受け取れるETFを活用するのも検討してみましょう。

メリット②高配当株の魅力を体感できる

高配当株の魅力を体感できるのは、やはり「配当金の受け取り時」と言えるでしょう。

但し、通常日本株の配当金支払いは年1~2回であるため、頻繁に体感することはできません。

POINT

日本株の配当金支払いは6月、12月が多く、何も考えずに高配当株を購入した場合特定の期間に集中する

このため、毎月配当金が貰えるポートフォリオを保有することで、高配当株の魅力を頻繁に感じることができます。

メリット③再投資の機会が増加

受け取った配当金を日常生活に使用するのはもちろん、再投資に活用するのも有効です。

毎月配当金を受け取れば、市況に応じてフレキシブルな対応が出来る点も魅力と言えるでしょう。

配当金を毎月もらう5つの方法

配当金を毎月もらう5つの方法は以下の通りです。

順番に解説します。

①債券ETF(AGG、BND)

配当スケジュール 毎月
分配利回り 3~4%
注意点 為替の影響を受ける

AGG、BNDは、米国の優良債券に分散投資ができるETFです。

債券投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」であり、リスク許容度が低い方にもおすすめの投資商品と言えます。

また、日本と異なり米国債券は3%以上の配当利回りを得られる点も魅力。

POINT

AGG、BNDは10,000以上の米国債券に分散投資ができるETF

特定の債券がデフォルトしてもリスクを抑えることが可能

投資対象の信用格付比率
格付 AGG BND
AAA 2.99% 3.70%
AA 71.37% 70.10%
A 12.01% 12.70%
BBB 12.96% 13.50%

どちらも、信用力が極めて高い「AA」以上の債券に7割以上投資されています。

毎月分配金が受け取れるため、投資を検討してみましょう。

米国債券投資信託(AGG、BND)どっちを買うべき?違いは?│配当利回り、純資産を解説 本記事では米国債券ETF「AGG、BND」をテーマに違いや特徴について解説します。 「AGG」、「BND」は、純資産額や信...

②ジャンク債(HYG・JNK)

配当スケジュール 毎月
分配利回り 5~6%
注意点 信用格付けが低い

HYG・JNKは、信用格付けが低いジャンク債を集めた債券ETFです。

信用格付けが低いためデフォルトリスクがある一方、高い配当利回りが魅力と言えます。

※BBB以下の信用格付けが低い債券1,000種類に分散投資

格付 HYG JNK
BBB 1.67% 0.00%
BB 50.11% 45.36%
B 38.00% 43.39%
CCC以下 10.24% 10.98%
格付け無し 0.00% 0.22%

メインには全くおすすめできる商品ではありませんが、保有ポートフォリオの利回りを上げる一部商品として最適です。

POINT

ジャンク債の上昇を「炭鉱のカナリア」と呼ぶ投資家も少なくない

炭鉱でガスが発生した時、人間より早くカナリアが危険を察知

相場の世界では、ピークアウトを知らせるシグナルとしてジャンク債を活用

信用度が低いジャンク債までも上昇を続ける場合、景気後退入りのサインと考えられる

投資の知識として関連記事も抑えておくのが良いでしょう。

【検証】ジャンク債「HYG・JNK」を徹底比較│やばいと言われる3つの理由 本記事では「HYG、JNK」をテーマに2種類のETFの違い、メリット、デメリットを解説します。 HYG、JNKは債券とは思...

③国内REIT型ETF

配当スケジュール 年1回~6回
配当利回り 3~4%
注意点 毎月分配には複数商品の購入が必要

国内REITでは、配当月が年4回、6回の投資商品が存在し複数のETFを保有することで毎月分配が可能です。

REITで分配金を受け取ることができれば、現物を保有しない不動産投資とも言えるでしょう。

POINT

銀行借り入れによるレバレッジは不可であるも、好きな時に現金化できる出口の容易さはREITを活用する強み

投資商品 分配月
MAXIS高利回りJリート上場投信 1月、4月、7月、10月
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 2月、5月、8月、11月
MAXIS Jリート上場投信 3月、6月、9月、12月
上場インデックスファンドJリート 奇数月
グローバルX グリーン・J-REIT ETF 偶数月

複数のREITを活用して、毎月分配を目指すのも良いでしょう。

【注意】「REIT(リート)はデメリットあり?」おすすめしない6つの理由 本記事では「REIT(リート)」をテーマにメリット、デメリットを解説します。 REITは「高い分配利回り」、「手軽に不動産...

④アライアンスバーンスタインDコース

配当スケジュール 毎月
分配利回り 10~14%
注意点 配当支払いに条件あり

アライアンス・バーンスタイン(株)が販売する、「Dコース」はアクティブファンドでありながらも投資家から高い評価を得ている投資信託です。

POINT

楽天証券タイプ別ランキングで2位を獲得

マイクロソフト、VISA、ユナイテッドヘルスなど、厳選された50‐70社に分散投資を実施。

原則として、毎決算時(毎月15日)の基準価額を元に分配金額が決定する特殊な投資商品です。

毎計算期末の前営業日
基準価額
分配金額
(1万口あたり、税引前)
11,000円未満 準価額の水準等を勘案して決定
11,000円以上12,000円未満 200円
12,000円以上13,000円未満 300円
13,000円以上14,000円未満 400円
14,000円以上 500円

毎月分配かつ高い分配利回りから、投資家から高い評価を受けているも基準価格11,000円未満では無配となります。

このため、市況によっては安定しない分配ルールである点は正しく理解しておきましょう。

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⑤国内外複数ETFの活用

国内外投資商品に分散投資をしたい方は、複数のETFを活用するのがおすすめです。

投資商品例
投資商品 投資内容 分配月
日経高配当株50etf 日本株 1月、4月、7月、10月
NF・J-REIT 不動産 2月、5月、8月、11月
VYM、HDV、SPYD 米国株 3月、6月、9月、12月

※投資商品をタップすると詳細解説に移動します

日本株、米国株、不動産と複数の国、アセットに分散しながら毎月分配金が受け取れます。

日経高配当株50ETFを例にとると、国内の大手優良企業で構成されており、本ETFを購入するだけで50社への分散投資が可能です。

日本株に分散投資をしたい方におすすめと言えます。

一方、一部賛否が分かれる点として、

  • 不祥事を起こした「日本郵政」が組み込まれている
  • 景気敏感株が多い

また、日本株の魅力である「株主優待」が受け取れない点も注意が必要です。

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「毎月配当金を目指す前にチェック」3つの注意点を解説

毎月配当金を目指す場合、以下注意点を抑えておきましょう。

  1. 日本株の配当支払いは6月、12月に集中
  2. 毎月分配型投資信託に注意
  3. 配当月管理はおまけ程度にする

注意点①日本株の配当支払いは6月、12月に集中

上場企業の約7割は3月決算であるため、配当支払いは6月及び12月に集中します。

また、米国ETFであれば3月、6月、9月、12月の支払いが多く見られます。

このため、何も意識せず株式を購入した場合、6月、12月に配当月が重なる点は理解しておきましょう。

配当月を意識しなければ、毎月配当金のポートフォリオを組むことはできません。

注意点②毎月分配型投資信託に注意

毎月配当金ポートフォリオを考える場合、「毎月分配型投資信託」の購入を検討する方もいるでしょう。

高い分配金が受け取れる一方、タコ足配当となっている商品もあるため注意が必要です。

分配金には「普通分配金」、「特別分配金」の2種類に分類される
普通分配金 投資信託の元本の運用により生じた収益から支払い
特別分配金 投資した元本の一部払戻しにより支払い

分配金は事業により生じた利益から支払われるのが正しい運用。

但し、毎月分配型投資信託のほとんどが「特別分配金での支払い」となります。

特別分配金は、自身の資産を取り崩し分配を行っており正しい状態ではありません

別名「たこ足配当」とも呼ばれる

高い分配金で投資家を集めるも、資産の一部を売却し受け取っている状態

結果、投資商品の基準価額は右肩下がりとなり大きな損失を被ることになります。

また、毎月分配型は高額な手数料を取られることも多く、購入する前に注意点を理解しておきましょう。

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注意点③配当月管理はおまけ程度にする

毎月配当金が受け取れるポートフォリオを組めば、安定したキャッシュを得ることができます。

但し、投資の本質は資産形成であり毎月配当金を受け取るために、投資商品を選定するのはおすすめできません。

このため、配当月管理はおまけ程度と考え自身のリスク許容度に合った投資商品を購入するのが良いでしょう。

高配当株投資におすすめのアプリ2選

高配当株投資を始める場合、「いつ・いくら配当金が貰えるのか知りたい」と考える投資家は少なくありません。

保有株が多くなると、情報収集に時間が要するため投資家をサポートしてくれるアプリを活用するようにしましょう。

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個別株を購入する場合、企業の財務分析を行うことが必要不可欠です。

但し、「財務分析のやり方が分からない・・・」という方も少なくないでしょう。

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その他、「銘柄スクリーニング」、「ヒートマップ」など株のトータル管理に対応。

ここまでの情報量ながら、完全無料で利用できるためユーザーにデメリットはありません。

スマホに入れておけば、手軽に企業分析がいつでも出来るため抑えておきましょう。

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②配当管理

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ETFで毎月配当金をもらう方法【まとめ】

本記事では、「毎月分配金が貰えるETF」をテーマおすすめの銘柄を解説します。

毎月分配金が貰えるETFは他にも、「QYLD」、「RYLD」などの米国ETFが存在します。

※カバードコール戦略と、オプション取引を活用したクセのあるETFであるため本記事では除外

注意点でも解説した通り、配当月管理は投資の本質とは異なる事象であるため、あくまでおまけ程度として取扱いをしましょう。

以上、ETFで毎月配当金をもらう方法まとめでした。

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