本記事では「家族に内緒で株取引」をテーマにバレる理由と対策を解説します。
新NISAを中心に株式投資を始める方が増加。
但し、まだまだ日本では少数派の存在であり、株取引を反対する声も少なくありません。
結果、「家族に内緒で株取引」と考える方もいますが、様々な理由でバレてしまいます・・・
また、バレにくい方法はあるも、制約を掛けた取引は不利な条件である点が課題。
そこで、本記事では「家族に内緒で株取引」バレる理由だけでなく対策を深掘りします。
【記事の結論】
家族に内緒に株取引は様々な理由でバレる
投資手法によってはバレにくい方法もあるが制約をかけた取引では安定した資産形成は困難
まずは、家族の理解を得られるように努力をしよう
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妻や家族に内緒で株取引は可能なのか?
内緒で始めてトラブルになる前に現実を理解しておきましょう。
株取引がバレる理由は以下3点
理由①口座開設の書面が届いてバレる
証券会社に提出する口座開設申込書でバレます。
「〇〇証券サービス申込書」在中としっかり記載と記載されており、株取引に興味のないパートナーでも絶対に分かります。
理由②株主総会のお知らせ、株主優待が届いてバレる
株式取引を始めたら「株主総会のお知らせ」、「株主優待」が届いてバレることになります。
「議決権行使書」、「配当金のお知らせ」などが年2回企業別に届く。
- カタログギフト
- お食事券
- クオカード
など、企業独自の株主優待が届きます。
「株主総会のお知らせ」と「株主優待」は企業によって違いはあるも、年1~2回自宅に到着。
購入している企業が増加すると「保有銘柄×1~2回/年」とすべてを隠すことは困難
ここまで来ると、「家族より先に受け取る」というのは不可能に近いでしょう。
理由③ネット履歴でバレる
株を始めたら市況や企業情報を分析する必要があり、ネット履歴でバレることがあります。
今まで株の話をしていなかったパートナーが、急に株の情報を調べていれば気付くのは時間の問題でしょう。
また、取引には証券会社アプリも情報量が多く不信に思われる要因の1つです。
楽天証券取引アプリ
この画面を見れば「なにか様子がおかしい・・・」と怪しまれるのは時間の問題
【結論】バレるので内緒で株を始めるのはおすすめできない
上記の通り、自宅に届く郵送物をすべて自身で受け取るのは困難です。
バレずらい方法としては以下の通り
- 権利月に株を保有しない(売却する)
- 投資信託、ETFのみ購入する
- 米国株を購入する
米国株は、個別株であっても配当金通知もメールのみとなります。
但し、こんな理由で銘柄を決定していは買い時を逃す要因です。
このため、不要なストレスを抱えるだけであり株を内緒で始めるのはおすすめできません。
結論、素直に家族に株取引の了承を得よう
「株を妻や家族に認めてもらう」5つの対策
日本人の金融教育は先進国の中でも進んでおらず、「株なんかやめとけ」という意見は珍しいものではありません。
- 株は借金になる
- 株は怖い
- 株は初心者には勝てない
このため、株に関する誤解と不安を取り除くことが大切です。
方法を順番に解説していきます。
対策①貯金=正義という誤解を解く
「貯金=正義」という誤解が国内では浸透しているのが現状です。
貯金というのは、元本は保証されていますがインフレによる「価値毀損」というリスクが隠れています。
Jeremy Siegel, Stocks for the Long Run, McGraw-Hill; 4th Edition, 2007.
上記グラフは、1802年に1ドルを、「株式、長期国債、短期国債、金、現金」のまま保有した場合、200年後それぞれいくらになっているか?をグラフにしたものです。
- 株式:700,000倍
- 長期国債:1,800倍
- 短期国債:280倍
- 金:4.5倍
- 現金:0.05倍
200年後の結果は、現金の価値は0.05倍と大きく毀損。
一方、株式は700,000倍と驚異的な上昇となりました。
200年の歴史が証明しているように、貯金=安全ではなく「インフレリスクがある」という点は認識して貰う必要があります。
内容が難しいと感じたら、世界的ベストセラー本「敗者のゲーム」でお金の勉強をするのもおすすめです。
対策②取引ルールを明確にする
「リスクが高い取引はしない」など明確なルールを伝えましょう。
「信用取引」、「ボラティリティが高い金融商品」の投資はNG
信用取引は少ない資金で大きく利益を上げることができる反面、リスクが高い取引方法となります。
最悪、証拠金が維持できず借金になる可能性も場合もある。
家族には投資ルールをしっかりと伝え、リスクの高い投資は控えましょう。
(参考)【注意】「信用取引はやめとけ!」やばいと言われる5つのデメリット
対策③定期的に運用状況を報告
月に1回など運用状況は定期報告するのもおすすめです。
- 月に1回資産を報告する
- 信用取引は行わない
- インデックス投資メインに行う
パートナーに不安を与えないよう、利益も損失もすべて正直に開示をしましょう。
家族への資産報告は「投資管理アプリ」を活用することで手軽に報告が可能です。
対策④株主優待をプレゼントする
「株主優待」をプレゼントして株式投資に興味を持って貰うのも良い方法です。
- カタログギフト
- お食事券
- クオカード
など、家族も嬉しい優待が沢山あります。
家族と一緒に投資先を選び、貰った株主優待を楽しむなど株取引に理解を得る方法として有効と言えるでしょう。
対策⑤新NISAによるインデックス投資を行う
運用益に対して非課税で運用できる新NISA制度の活用が最適解です。
2024年より新NISAにより制度が拡充
また、個別投資には魅力があるも、「企業の倒産」、「不祥事」などリスクがあります。
このため、広く分散されたインデックスファンドをドルコスト平均法で投資をすることから始めてみましょう。
家族の理解を得られやすい投資法であるため、パートナーも安心して貰うことができます。
妻や家族に内緒で株取引ってバレる?【まとめ】
本記事では「株取引は家族にバレる?」をテーマに解説しました。
- 妻や家族に内緒で株取引は困難
- 理由は自宅に届く郵便物でバレる
- 正攻法で家族の理解を得よう
株取引に関する郵送物が多く、隠れて株取引をすることは困難です。
比較的にバレにくい方法として、「投資信託の購入」、「米国株へ投資をする」という方法もあります。
但し、不要な取引制限をかけることは正しい姿とは言えません。
家族の将来のためにも、長期目線で資産形成をすることは大切なことです。
このため、家族に内緒で取引をするのではなく、理解が得られることを願っています。
以上、「株取引は家族にバレる?」理由と対策まとめでした。
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