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【必見】「ダウの犬投資法とは?」注意するべき6つのデメリットとやり方を解説

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悩み人
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ダウの犬投資法を検討中。活用するメリット、デメリットを教えて欲しい

本記事では、「ダウの犬投資法」をテーマに活用するメリット、デメリットを解説します。

ダウの犬投資法は、「安定したパフォーマンス」、「高い配当利回り」を実現できる投資手法の1つです。

一方、「ダウ平均株価の負け犬」と表現をされる場合もあり、注意するべきデメリットが存在します。

このため、ダウの犬投資法を活用する場合、本記事の注意点もしっかりと抑えておきましょう。

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【基本】ダウの犬とは?

まずは、基本として「ダウの犬」について解説します。

ダウの犬とは?

ダウ平均(工業株30社)中でも、配当利回りが高い上位10社に投資をする手法

アクティブ投資の手法の1つと覚えておこう

マイケル・オヒギンズ氏著書「Beating The Dow(邦題:ダウの犬投資法)」で1991年提唱された歴史のある投資手法です。

米国を代表する企業に投資ができる安定感と高い配当利回りが魅力。

一方、「配当利回りが高い=株価が下落している」とも言えます。

このため、ある意味「ダウの負け犬」に投資をしている点は注意するべきポイントです。

ダウの犬やり方(買い方)

ダウの犬は12月末(最終取引日)株価を利用するのが一般的です。

  1. ダウ平均から配当利回りが高い10社をピックアップ
  2. 対象10社に均等投資を行う
  3. 翌年度の年末に配当利回りが高い10社に入れ替えを行う
POINT

10銘柄すべて一括売却→再度購入はもちろん、入替が発生した銘柄のみ購入でも良い

受け取った配当金は再投資を行う

投資方法が明確であるため、誰でも手軽に購入できるのが強みと言えるでしょう。

(参考)Bloomo証券を活用したダウの犬投資法

ダウの犬を活用して投資をしたい方は、Bloomo証券の利用を検討してみましょう。

Bloomo証券は、2024年5月に誕生した新しい米国株資産運用アプリです。

著名人や人気ポートフォリオをコピーできる点が強みであり、リバランスや注文の手間が掛かるダウの犬も対象となっています。

少額から投資ができるため、これからダウの犬を活用したい方におすすめです。

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Bloomo - 米国株資産運用はブルーモ証券

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「ダウの犬」注意するべき6つのデメリット

ダウの犬を活用する際の注意点は以下の通りです。

順番に解説します。

デメリット①ダウの負け犬に投資をする

ダウの犬は、ダウ平均の配当利回りが高い上位10社に投資をする方法です。

このため、業績不振により株価が下落している企業へ投資することになります。

POINT

配当額が同じでも株価が下がれば、配当利回りは上昇する

投資スタイルは「逆張り」であり、業績次第では更なる株価下落に繋がる点は理解しておきましょう。

一方、米国を代表する企業であるため、倒産リスクは少なく配当金は安定している点は強みです。

デメリット②銘柄変更にコストが掛かる

ダウの犬は、銘柄変更に伴うコストに注意が必要です。

配当利回りの低下による入替はもちろん、ダウ工業株30社は定期的に変更がある

10社に均等投資を行う場合、「すべて売却→10社の再購入」が理想です。

一方、銘柄リバランスに伴い「売買手数料」、「為替手数料」が必要な点は課題と言えます。

このため、細かな手数料が気になる方は入替銘柄だけ売却→購入するのが良いでしょう。

POINT

手軽に均等投資をしたい方は、自動で分散投資が可能なBloomo証券を活用しよう

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デメリット③年に1度リバランスが必要

ダウの犬は、リバランスを前提とした投資手法です。

投資信託のように自動でリバランスされない点は課題と言えます。

年に1回とはいえ、リバランスの手間については理解しておきましょう。

デメリット④税金が掛かる

米国株で得た売却益、配当金には税金が掛かります。

米国株から得る配当金には「二重課税」が必要
米国課税 日本課税
(米国)配当金・分配金 10% 20.315%
(日本)配当金・分配金 0% 20.315%

このため、高い配当金に魅力を感じ投資をしたものの、「想定以上に税金が取られた・・・」と感じる方は少なくありません。

POINT

米国課税分の10%は確定申告で還付を受けることができる

但し、所得税からの還付のため所得が少ない場合は、全額は取り返すことはできない

また、新NISA制度を活用しても米国課税10%は課税対象である

デメリット⑤市場平均にパフォーマンスが劣る場合がある

ダウの犬は、「配当利回りが高い=株価が下落している銘柄」へ投資を行う手法です。

翌年株価が回復することを狙いますが、更なる下落となる場合も少なくありません。

また、配当利回りが高い銘柄を選択するため、GAFAMを中心としたグロース株は対象から外れます。

このため、キャピタルゲイン(売却益)でパフォーマンスが劣る点は理解しておきましょう。

デメリット⑥為替の影響を受ける

ダウの犬は、米国株への投資であるため為替の影響を受ける点は注意が必要です。

以下、米ドル/円の10年チャート

過去10年で見ても大きなボラティリティとなっています。

このため、いくらダウの犬のパフォーマンスが優れていても「円高」となった場合、損失を被る場合がある点は注意が必要です。

POINT

日本株、米国株をバランス良く保有することで、為替の変動リスクを緩和することができる

「ダウの犬」活用する5つのメリット

ダウの犬を活用するメリットは以下の通りです。

メリット①高い配当利回りを実現

2023年11月時点のダウの犬対象銘柄は以下の通りです。

企業名 利回り
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 9.25%
ベライゾン・コミュニケーションズ 7.35%
スリーエム 6.45%
ダウ・インク 5.66%
IBM 4.44%
シェブロン 4.16%
コカ・コーラ 3.21%
ゴールドマン・サックス・グループ 3.16%
ジョンソン・エンド・ジョンソン 3.15%
アムジェン 3.12%
平均 4.99%

配当利回りは変動があるも、4%以上の配当利回りが得られる点は魅力と言えるでしょう。

株式指数別配当利回り
  • VTI(全米株式):1.54%
  • VOO(S&P500):1.54%
  • VYM(高配当):3.27%

VTI(全米株式)、VOO(S&P500)と比較して、高い配当利回りを得ることができます。

高配当株投資の手法として、ダウの犬を活用するのもおすすめです。

メリット②高いパフォーマンスを実現

ダウの犬投資法の魅力は、高いパフォーマンスにあります。

S&P500とのトータルリターン指数比較(2001年~2020年)

引用:岡三証券

ダウの犬を活用した場合、市場平均より概ね高パフォーマンスとなっています。

未来の動きは分かりませんが、過去のパフォーマンスが良かった点は正しく理解しておきましょう。

主要株式指数とのパフォーマンス比較(2001年~2020年)

  ダウの犬 NYダウ S&P500
2001年 -4.9% -5.4% -11.9%
2002年 -10.7% -15.0% -22.1%
2003年 33.0% 28.3% 28.7%
2004年 6.9% 5.3% 10.9%
2005年 -5.0% 1.7% 4.9%
2006年 31.6% 19.0% 15.8%
2007年 1.8% 8.9% 5.5%
2008年 -39.1% -31.9% -37.0%
2009年 18.3% 22.7% 26.5%
2010年 20.6% 14.1% 15.1%
2011年 14.9% 8.4% 2.1%
2012年 9.9% 10.2% 16.0%
2013年 35.0% 29.7% 32.4%
2014年 10.8% 10.0% 13.7%
2015年 2.6% 0.2% 1.4%
2016年 20.4% 16.4% 12.0%
2017年 25.1% 28.1% 21.8%
2018年 0.0% -3.5% -4.4%
2019年 15.6% 25.3% 31.5%
2020年 -8.0% 9.7% 18.4%
POINT

主要株式指数にアウトパフォームする年が多く見られる

高配当かつ高いパフォーマンスを実現している点がダウの犬を活用する強み

メリット③セクターが分散されている

ダウの犬10銘柄の事業内容は以下の通りです。

企業名 事業内容
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス ドラッグストア
ベライゾン・コミュニケーションズ 通信技術
スリーエム 化学・電気素材
ダウ・インク 化学
IBM 情報システム
シェブロン 石油・ガス
コカ・コーラ 清涼飲料
ゴールドマン・サックス・グループ 投資銀行
ジョンソン・エンド・ジョンソン ヘルスケア
アムジェン バイオ医薬品

金融、へルスケア、医薬品、生活必需品など多数のセクターに分散投資が行われています。

特定のセクターに集中投資されていない点は魅力と言えるでしょう。

メリット④信託報酬が不要

ダウの犬を活用して10銘柄を自身で購入する場合、信託報酬が必要ありません。

このため、投資信託及びETFを保有する手数料が不要である点は魅力と言えるでしょう。

一方、リバランスにおける売買手数料は課題です。

メリット⑤米国を代表する企業に投資が可能

ダウ平均(工業株30社)に選定される企業は、米国を代表する30社です。

ダウ工業株30社は「ブルーチップ」とも呼ばれ、収益性や成長性が高く、財務的にも安定した優良企業と評価されています。

ブルーチップの由来

ブルーチップとは、カジノで利用されるチップの最高額を指す

最高額チップの流れで、優良企業が集まるダウ構成銘柄をブルーチップと呼ぶようになった

このため、業績が安定した企業に分散投資が出来る点は、ダウの犬投資の魅力と言えるでしょう。

「ダウの犬」対象銘柄の調べ方

「ダウの犬投資」を行う場合、最新の対象銘柄を調べる必要があります。

手軽に調べたい方は、投資サイト「投資の森」が提供している高配当利回りランキングを活用するのが良いでしょう。

ブックマークしておけば、株式指数別の配当利回りを手軽にチェックすることが可能です。

高配当利回りランキング|投資の森

ダウの犬対象銘柄を財務分析しよう

ダウの犬で対象銘柄を選定したら、投資企業の業務内容や売上推移など最低限の情報は抑えておきましょう。

但し、「米国株の財務分析を行う方法が分からない」という方は少なくありません。

そこで、おすすめなのが財務分析アプリ「moomoo」の活用。

「moomoo」は、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリです。

日本での知名度は高くありませんが、世界では2,100万人以上のユーザーがmoomooのアプリを利用。

革新的なサービスとして世界の投資家に認められているツールです。

検索バーで「NYダウ」と入力

長期チャート及び構成銘柄の株価、PER、時価総額など一覧で情報を確認。

また、ダウの犬対象銘柄の売上構成や財務情報手軽にチェックできます。

銘柄選定が不要な投資法と言えど、自身が投資する企業情報は理解しておくのが大切です。

NYダウはもちろん、日米株の財務分析にも対応しています。

POINT

ここまでの情報量ながら完全無料で使える情報ツール

日本での利用者も増加しているため、使用感を気軽にチェックしてみましょう

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※IDを取得すればすぐに利用できます

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【参考】日本株版ダウの犬投資を行う方法は?

「日本株でダウの犬投資を行いたい」という方もいるのではないでしょうか。

日本を代表する株式指数である「日経平均株価」は、225社組み入れされているためダウの犬に適した株式指数とは言えません。

このため、日本株でダウの犬投資を行う場合「TOPIX Core30」を活用するのがおすすめです。

TOPIXCore30とは?

東証に上場している銘柄の内、時価総額、流動性が特に高い30銘柄で構成された株価指数

年に1回(毎年10月)構成銘柄の見直しが行われ、東京証券取引所により算出・公表される

最新の組入銘柄は、野村アセットマネジメントサイトをチェックしてみましょう。

TOPIXCORE30連動型上場投信| NEXT FUNDS

「ダウの犬」メリット、デメリット【まとめ】

本記事では、「ダウの犬投資法」をテーマに活用するメリット、デメリットを解説しました。

ダウの犬を活用するメリット
ダウの犬デメリット

ダウの犬は、米国を代表する10社に投資をするアクティブ運用です。

「配当利回りが高い10社」ということは、株価が下落している銘柄への逆張り投資であるためリスクの部分については正しく理解しておきましょう。

一方、過去のパフォーマンスは高く投資方法としては評価されるべき手法の1つと言えます。

投資銘柄判断は不要ですが、財務分析アプリを活用して保有銘柄の企業情報は抑えておくのがおすすめです。

以上、ダウの犬メリット、デメリットまとめでした。

➤ダウの犬を活用したい方は、「ダウの犬やり方」を再度抑えておきましょう。

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