本記事では「Amazon配当金」をテーマに配当がない理由を解説します。
Amazonは米国時価総額上位10社に入る、世界的な大手企業。
国内でもAmazonが提供する通販、クラウドサービス、配信サービスなど日々の生活で欠かせない企業と言えるでしょう。
高い成長率を誇るAmazonは、過去一度も配当の支払いを行った実績がありません。
このため、投資家の中には「大手企業にも関わらず配当を行わない理由は?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
そこで、Amazonが配当を発表していない理由を解説します。
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Amazonは配当実績がない
Amazonは1997年5月にナスダックに上場。
0.075ドルで上場を行い、2025年1月時点の株価218ドルと極めて高い株価成長率となっています。
「Amazonの株をあの時買っておけば・・・」と後悔した方も少なくないのではないでしょうか。
Amazon上場時の株価で100万円を購入していれば、評価額は約29億円になる
株価という分かりやすい指標ではありますが、Amazonの高い成長率が分かるだけに「なぜ配当金がないのか?」と疑問に思うのは自然です。
Amazon業績推移
続いて、Amazonの売上高、営業利益推移をチェックしてみましょう。
銘柄スカウターより引用
決算期 | 売上高 (百万USD) |
営業利益 (百万USD) |
2014/12 | 88,988 | 178 |
2015/12 | 107,006 | 2,233 |
2016/12 | 135,987 | 4,186 |
2017/12 | 177,866 | 4,106 |
2018/12 | 232,887 | 12,421 |
2019/12 | 280,522 | 14,541 |
2020/12 | 386,064 | 22,899 |
2021/12 | 469,822 | 24,879 |
2022/12 | 513,983 | 12,248 |
2023/12 | 574,785 | 36,852 |
10年で売上高及び営業利益共に大きく成長しています。
このため、配当金を株主に還元する余力は十分ある企業と言えるでしょう。
【なぜ?】Amazonは配当がなしの3つの理由
これだけ株価、業績と成長しているAmazonが配当がない理由は以下の通りです。
①利益の多くを事業に再投資
Amazonは更なる成長を目指すべく利益の多くを事業に再投資しています。
日本への事業投資だけでも2022年1.2兆以上、2023年1.3兆円以上配送センターの新設、物流網の整備、クラウド事業への投資を実施
Amazonの通販事業では「翌日配送」、「置き配」など独自性の高いサービスを提供。
「物流業界の2024年問題」によりトラック確保が難しくなっている中、自社物流網にも積極的に投資を行い安定かつ素早い配送力は他社を圧倒するものです。
特に、ブラックフライデーやプライムセールなどの時期は、トラックの確保が困難になるため配送センターの増設は必要不可欠な対応と言えるでしょう。
日本マーケットへの投資からも分かるように、事業の再投資を積極的に行い他社との明確な差別化を行っています。
②株式分割を実施
2022年Amazonは史上最大の1:20の株式分割を実施しています。
株式分割は、1株あたりの取得単価の減少により新規株主増加、流動性のUPなどプラスに寄与する事象です。
配当金とは異なる株主還元と言えるでしょう。
③自社株買いで株主還元
2022年株式分割と合わせて、100億ドルの自社株買いを発表しています。
自社株買いは、市場に流通する株式数減少により1株当たりの利益が増加するため、株価に対してプラスに寄与する事象です。
一方、Amazonの企業規模としては100億ドルの自社株買いに対して満足しない株主は少なくないでしょう。
アルファベットは2024年700億ドルの自社株買いを承認
金額の大小に対する捉え方は投資家それぞれですが、Amazonは配当とは異なる方法で株主還元を行っています。
また、キャッシュの多くの事業への再投資を行っており、「企業成長=株価上昇」というキャピタルゲインでの還元が期待できる企業と言えるでしょう。
Amazonの業績推移を手軽に確認する方法
Amazonへの投資を検討する場合、企業業績を確認することが大切です。
一方、米国株であるため情報収集に苦労する方は少なくないでしょう。
そこで、以下3つの具体的な方法を解説します。
①moomooの活用
「moomoo」は、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリ。
現在、国内100万ダウンロード突破とユーザー数を急激に増加させています。
革新的なサービスとして世界の投資家2,300万人に認められているツールのため積極的に利用してみましょう。
①スクリーニング機能
②米国株の財務分析
③米国株のシミュレーション取引が可能
moomooに銘柄登録することで、リアルタイムの株価を手軽に確認。
企業分析に強く、企業名をタップすれば財務分析を行うことができます。
アプリを活用すればデモトレードを始めることも可能。
お金を掛けずに米国株を体験したい方におすすめです。
その他、「銘柄スクリーニング」、「ヒートマップ」など株のトータル管理に最適です。
米国株取引に必須とも言える機能が多数あるため、抑えておきたいアプリと言えるでしょう。
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②銘柄スカウター
「銘柄スカウター」は、マネックス証券が提供する分析ツールです。
米国株には魅力があるも、「企業分析ができない」と悩みを持つ方も少なくありません。
米国版銘柄スカウターを活用すれば、誰でも簡単に「企業分析」、「株価指標」をチェックすることができます。
企業のセグメント構成をチェックし、主力ビジネスを理解することもできます。
銘柄スカウターには口座開設が必要ですが、維持管理手数料も不要のため抑えておきたい証券会社の1つです。
③Investing.com
「Investing.com」は米国企業の株価、配当、時価総額などを日本語で調べることができます。
気になる米国企業があれば、Investing.com検索バーに入力してみましょう。
企業情報と合わせて、関連ニュースも日本語で見れるため情報収集に最適です。
Investing.comにはアプリもあるため、気になる方は以下記事もおすすめです。
「好業績を上げるAmazonは配当がなし」理由【まとめ】
本記事では「Amazon配当金」をテーマに配当がない理由を解説しました。
Amazonは高い成長率を誇る世界的企業です。
上場から現在に至るまで、配当実績がない理由は事業への再投資を積極的に行っていることにあります。
日本マーケットだけでも1兆円を超える事業投資を行っており、今やライフラインとも言える独自性の高いサービスを提供。
このため、株価上昇によるキャピタルゲインを期待する銘柄として投資を検討しましょう。
以上、Amazon配当金が無い理由まとめでした。
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