本記事では「大学生の投資」をテーマに早期から投資をするメリットと、やめとけと言われるデメリットと解説します。
2022年4月より高校家庭科にて「投資信託」の授業が開始。
金融商品のメリット、デメリットはもちろん、生涯のライフプランやリスク管理について授業が行われています。
また、現在はSNSの発達により投資に関する情報を手軽に得られる時代です。
このため、早期から投資に興味を持つ方が増加しています。
投資にはメリットがあるも、「大学生はやめとけ」と否定的な意見があるのも事実です。
そこで、大学生は投資やめとけと言われるデメリットについても深掘りします。
高額な紹介料を目的に、大学生に対して「仮想通貨」、「FX」を訴求する記事が散見される
ボラティリティが極めて高い「仮想通貨」、「FX」は大学生にはおすすめできない
1人でも多くの大学生に正しい情報が届けられるよう本記事を執筆します
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「大学生は投資やめとけ」と言われる5つの理由
大学生は投資やめとけと言われる5つの理由は以下の通りです。
理由①投資より自己投資するべき
「大学生という大切な時間を使って自身の成長に繋がることするべき」
大学生から投資を検討するのは素晴らしいことです。
一方、未来のある大学生であれば「自分という人的資本に投資をする」のも大切。
- 海外旅行に行く
- 英会話を学ぶ
- 新たな資格を取得する
また、「筋トレ」、「趣味」、「交友関係を広げる」などもおすすめです。
自己投資は最もコストパフォーマンスが高い未来への投資であるため、「大学生は投資より自己投資」も間違った意見ではないでしょう。
理由②詐欺に合うリスク
「新たに投資を始めよう」と考えている大学生を狙う詐欺師が存在します。
「新規上場予定の通貨」、「アービトラージ」などスキームを説明し、高い利回りを受けられると勧誘
そのほとんどが、ポンジスキームであり数ヶ月~数年配当が出された後「出金停止→事業停止」となり出金することができないまま閉鎖
マッチングアプリや友人の紹介から、勧誘を受けることも少なくありません。
消費者ローンで資金を借入させる詐欺師もおり、多額の借金だけが残る方もいるため美味しい話には十分注意しましょう。
理由③損失を出す可能性がある
投資はリスクがあるため、元本を大きく毀損する可能性があります。
コロナショックは短期で約38%の暴落が発生。
仮に10万円を投資していた場合、約6万円に減少します。
このため、元本保証でないことも大学生の投資に対してネガティブな意見がでる理由の1つです。
ポートフォリオを普通預金(日本円)のみにするのは、「日本の価値が上昇することにフルベットしている状態」と言える
将来的にインフレとなった場合、保有している日本円は大きく価値が毀損
このため、投資をしないリスクについても正しく理解する必要がある
理由④勉強に集中できない
投資の値動きに慣れていない大学生であれば、「資産の変動が気になり勉強に集中できない」という方も少なくないでしょう。
「値動きが気になり寝れない」、「集中できない」という状態は、正しい投資スタンスとは言えません。
自身のリスク許容度を超える投資であるため、すぐにでも投資商品と投資額を変更することが大切です。
理由⑤投資資金の不足
大学生の場合、投資資金の確保はアルバイトが中心となります。
このため、投資額が限定される点は課題と言えるでしょう。
一方、大学生の投資は「稼ぐことを目的にせず投資を体験する」という意識が大切です。
早期から投資を体験すれば、日々の値動きになれ落ち着いた状態で投資を継続することができます。
「仮想通貨」、「FX」などボラティリティが高い投資商品ではなく、金融庁が推奨する新NISAを活用しよう
ボラティリティが高い商品は、まとまった資産を作った後にポートフォリオ数%で抑える投資商品です
大学生が投資を始める3つメリット
続いて、大学生が投資を始めるメリットは以下の通りです。
メリット①経済や市況に自然と興味を持つ
金額の大小に関わらず自身のお金で金融商品を購入するため、経済市況に合わせて資産価値は増減します。
このため、自然と投資に対する興味が生まれることで知識アップが期待されます。
- 株価の上昇、下落が気になる
- 経済市況を確認
- 為替や金利について勉強する
企業の財務分析ができるようになれば、就職活動における企業分析にも最適と言えるでしょう。
メリット②長期投資で複利効果が得られる
20代と早期から投資を始めれば、複利効果でまとまった資金を確保することができます。
毎月1万円を20歳から60歳まで積立した場合(40年間)
年5%運用で60歳時1,526万円のリターンが期待できる(元本480万円)
投資期間が長いほど複利効果を得ることができるため、大学生からの投資は素晴らしい行為と言えるでしょう。
メリット③金融リテラシーの向上
投資を始めることで「X(旧Twitter)」、「Youtube」、「投資本」などで興味を持って勉強するため、金融リテラシー向上が期待できます。
投資詐欺事件は「月利20%」など異常な高利回りを謳っているのが特徴です。
正しい金融リテラシーがあれば、自身の知識を活用して「おかしい」と判断することが可能。
- 必ず儲かるという発言はおかしい
- 月利20%の高利回りは不可能
(参考)月利20%で元本100万円を運用した場合
4年後に63億円、8年続ければ40兆円と個人資産世界1位に
数値で見ると月利〇%がいかにおかしいかが分かると思いますが、実際に詐欺に合う大学生は後を絶ちません。
このため、自衛のためにも早期から投資を始めて勉強することは大切と言えるでしょう。
大学生が投資を始める際3つの注意点
大学生が投資を始める際の注意点は以下の通りです。
- 信用取引はNG
- 余裕資金で始める
- 口座開設方法に注意
①信用取引はNG
大学生に信用取引は不要です。
信用取引は、資産以上にマイナスとなり最悪借金になる可能性があります。
例:資産30万円で約100万円の株式を購入→1週間後50万円まで評価額が減少
上記の場合、資産30万円に対して損失50万が発生するため、証券会社に不足分を返却する必要がある
同様にレバレッジが掛けられる「FX」、ボラティリティが高い「仮想通貨」は不要です。
紹介料が高く自己利益のためにSNS、ブログで訴求されやすい金融商品ですが、これから投資を始める大学生には必要ありません。
②余裕資金で始める
投資を継続するには「余裕資金」で行うことが必要不可欠となります。
「勉強が集中できない」、「夜寝つきが浅い」状態にならないよう、最悪無くなっても良い資金で投資を体験してみましょう。
まずは「投資で稼ぐ」という考えを捨て、「投資を体験する」、「値動きに慣れる」から始めてみよう
③口座開設方法に注意
株で年38万円以上の利益が出た場合、親の扶養から外れてしまう場合があります。
証券口座を開設する際は以下3種類から選択することが可能です。
- 特定口座「源泉徴収あり」
- 特定口座「源泉徴収なし」
- 一般口座
結論、「特定口座源泉徴収あり」すれば扶養から外れることはありません。
扶養から外れてしまうと、親の税金が増えてしまうため注意しておきましょう。
(参考)親の扶養から外れる条件
「大学生が投資」おすすめの投資法3選
大学生が株式投資を始める場合、以下3選を検討してみましょう。
- 新NISA
- 単元未満株
- 高配当株投資
順番に解説します。
まずは金融庁が推奨する「新NISA」の活用
リスクを抑え少額から投資ができる「単元未満株」がおすすめ
①新NISA
まずは、非課税制度を活用したインデックス投資が最適解です。
2024年から運用が開始された新NISA制度の特徴は以下の通り
つみたて投資 | 成長投資枠 | ||
投資枠 | 年間投資枠 | 合計360万円/年 | |
120万円/年 | 240万円/年 | ||
非課税保有限度額 (総枠) |
1,800万円(枠の再利用が可能) (成長投資枠は最大1,200万円まで保有可) |
||
投資期間 | 制度実施期間 | 2024年1月~ | |
口座開設・ 非課税期間 |
無期限(恒久化) | ||
制度の併用 | 同時併用可能 | ||
対象年齢 | 18歳以上 | ||
対象商品 | 投資信託 (現行積立NISA同様) |
上場株式・投資信託等 (一部例外あり) |
投資枠の拡充、制度が恒久化(無期限)など多数の魅力があります。
広く分散された投資信託を購入することで安定した資産形成が可能。
満額投資をする必要はなく、「月1万円」など余裕資金で投資をすることが大切です。
新NISAを始める際は、お得にポイントが受け取れるクレカ積立も忘れずに設定しおきましょう。
②単元未満株
最近では、単元未満株(1株)から投資ができるサービスを提供する証券会社が増加。
単元未満株の魅力は、「少額から株を購入することができる」という点です。
単元株(100株)の場合
- A社:約10万円
- B社:約50万円
- C社:約100万円
など、投資を始めたばかりの方には手軽に購入できない金額です。
一方、単元未満株の場合数千円から株の練習ができるのが魅力。
- A社:1,000円
- B社:5,000円
- C社:10,000円
必要に応じて、少額から取引を体験できるツールを活用してみましょう。
③高配当株投資
配当金に興味がある方は、高配当株投資も検討してみましょう。
高配当株の魅力は「不労所得」である点です。
以下、配当金事例(配当利回り4%にて試算)
投資額 | 配当金 | 事例 |
---|---|---|
300万円 | 月1万円 | 電気代がタダに |
900万円 | 月3万円 | 毎月のお小遣いに |
1,500万円 | 月5万円 | 食費がタダに |
3,000万円 | 月10万円 | 家賃がタダに |
7,500万円 | 月25万円 | 田舎ならFIREという選択肢も |
上記の通り、月数万円でも安定した配当金を受け取ることで生活にゆとりが生まれます。
高配当株投資の方法は以下の通り
- 個別株の購入
- 日経平均高配当株50ETFに投資する
- 米国高配当ETFに投資をする
広く分散された銘柄に投資をしたい方は、国内及び米国ETFの投資も検討してみましょう。
【初めての株式投資に最適】おすすめアプリ2選
これから株式投資を始める大学生におすすめのアプリは以下の通りです。
- 株たす
- moomoo
無料で使えるアプリのため、気軽に使用感をチェックしてみましょう。
①株たす
株たすは株のシミュレーション取引に対応したアプリです。
お金を掛けずに個別株投資を練習できるため、初めての株取引に最適と言えるでしょう。
本物の株価を使用しておりリアルなデモトレードが可能。(株価は20分遅れで推移)
「3,600銘柄以上」の日本株に対応している点は株たすの強みです。
クイックモードを活用した短期トレードの練習にも対応しており、チャートを参考に気軽に売買してみましょう。
コミカルな漫画で株を楽しく学べるコンテンツも搭載。
また、株たすは学生の投資教材としての利用実績があり、子供の投資教育アプリとしても最適です。
参考: グリーンモンスター株式会社
株たす-株式投資のシミュレーションゲーム
posted withアプリーチ
②moomoo
新たな投資銘柄を見つける場合、財務分析を行う必要があります。
但し、「財務分析のやり方が分からない・・・」という方も少なくないでしょう。
そこで、おすすめなのが財務分析アプリ「moomoo」の活用。
「moomoo」は、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリです。
日本での知名度は高くありませんが、世界では2,100万人以上のユーザーがmoomooのアプリを利用。
革新的なサービスとして世界の投資家に認められているツールです。
- 日本株、米国株のスクリーニング
- 日本株、米国株の財務分析
- シミュレーション取引が可能
moomooを利用すれば、長期チャートはもちろん約定分析が可能。
企業分析に強く、売上構成、主要株主、配当など情報取得ができます。
その他、「銘柄スクリーニング」、「ヒートマップ」など株のトータル管理に対応。
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「大学生は投資やめとけ」と言われる5つの理由【まとめ】
本記事では「大学生の投資」をテーマに早期から投資をするメリットと、やめとけと言われるデメリットと解説しました。
早期から投資を経験することは、金融リテラシー向上が期待できます。
「投資で儲ける」という考えを一旦捨て、「投資に経験する」、「投資に慣れる」という発想を持つことが大切です。
また大学生の場合、投資だけでなく自己投資を忘れずに行うようにしましょう。
紹介料目的に、大学生に対して「仮想通貨」、「FX」を推奨する記事が散見されます。
高ボラティリティの投資商品に大学生が投資をする必要はありません。
正しい情報を取得して、投資スタートを検討してみるのが良いでしょう。
以上、大学生投資メリット、デメリットまとめでした。
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