投資知識

【検証】全世界株式「10年、20年、30年」の平均利回りを徹底解説

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本記事では「全世界株式の平均利回り」をテーマに10年、20年、30年3つの期間での利回りを解説します。

全世界株式は、「分散性」、「手数料の安さ」などから多くの投資家に評価されている投資商品です。

新NISAを活用して全世界株式への投資を検討中の方も多いのではないしょうか。

投資をする際の悩みとして「全世界株式の平均利回りは?」、「将来的な期待リターンは?」など気になる方は少なくありません。

このため、本記事では全世界株式の過去の平均利回りを3つの期間(10年、20年、30年)で解説します。

POINT

自身が将来求める資産額から投資額、投資期間を設定しよう

 

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全世界株式「10年、20年、30年」の平均利回り

投資期間別全世界株式の平均利回りは以下の通りです。

POINT

本記事で解説する平均利回りは「円ベース」での検証

※2024年7月時点のデータを活用

①全世界株式「10年」平均利回り

全世界株式の10年平均利回りは以下の通りです。

10年平均利回り 14.1%/年

直近10年の利回りは14.1%と高いパフォーマンスを出しています。

米ドルベースでは10年利回り「9.0%」であるため、円安により利回りが底上げされている点は注意しましょう。

100万円を過去10年で投資をした場合

10年前に100万円を全世界株式に投資をした場合以下資産額となります。

POINT

100万円→375万円

米国株を中心とした株高の影響を受け、10年で3.7倍に資産が増加。

10年間保有するだけで、大きなリターンになっている点は全世界株式の魅力と言えるでしょう。

投資額別期待リターン(10年)

上記利回りを活用して、積立投資を行った場合の期待リターンは以下の通りです。

試算条件
  • 投資期間:10年間
  • 期待リターン:14.1%/年
利回り 元本 期待リターン
月2万円 240万円 521万円
月4万円 480万円 1,043万円
月6万円 720万円 1,564万円
月8万円 960万円 2,085万円
月10万円 1,200万円 2,606万円

過去10年間全世界株式に積立投資していれば資産が2倍以上に増加。

月8万円資金を捻出できる方であれば、老後2,000万円問題も解決することが可能です。

②全世界株式「20年」平均利回り

全世界株式の20年平均利回りは以下の通りです。

20年平均利回り 10.6%/年

直近20年の平均利回りで見ても年10.6%と高いパフォーマンスを上げています。

ドルベースで見ても「年8.5%」であるため、全世界株式は優秀な投資先と言えるでしょう。

100万円を過去20年で投資をした場合

20年前に100万円を全世界株式に投資をした場合以下資産額となります。

POINT

100万円→756万円

追加投資をせず20年保有するだけで、7.5倍に資産が増加。

20年間全世界株式に長期投資をすれば、複利の影響で大きく資産を拡大させることが期待できます。

投資額別期待リターン(20年)

上記利回りを活用して、積立投資を行った場合の期待リターンは以下の通りです。

試算条件
  • 投資期間:20年間
  • 期待リターン:10.6%/年
利回り 元本 期待リターン
月2万円 480万円 1,642万円
月4万円 960万円 3,285万円
月6万円 1,440万円 4,927万円
月8万円 1,920万円 6,570万円
月10万円 2,400万円 8,212万円

過去20年間全世界株式に積立投資していれば資産が3倍以上に増加。

あくまで過去20年という条件でもあるも、全世界株式に20年以上投資をすることは資産形成において有効な手段と考えて良いでしょう。

③全世界株式「30年」平均利回り

全世界株式の30年平均利回りは以下の通りです。

30年平均利回り 9.8%/年

直近30年の平均利回りは、年9.8%と高いパフォーマンスを上げています。

ドルベースで見ても「年8.1%」と円安の底上げはあるも、長期で見ても年5~8%の利回りは期待できると考えて良いでしょう。

100万円を過去30年で投資をした場合

30年前に100万円を全世界株式に投資をした場合以下資産額となります。

POINT

100万円→1,671万円

追加投資をせず30年保有するだけで、16.7倍に資産が増加。

30代でまとまった資金を全世界株式に投資をすることができれば、老後資産の確保を心配する必要がありません。

投資額別期待リターン(30年)

上記利回りを活用して、積立投資を行った場合の期待リターンは以下の通りです。

試算条件
  • 投資期間:30年間
  • 期待リターン:9.8%/年
利回り 元本 期待リターン
月2万円 720万円 4,333万円
月4万円 1,440万円 8,665万円
月6万円 2,160万円 12,998万円
月8万円 2,880万円 17,330万円
月10万円 3,600万円 21,663万円

過去30年間全世界株式に積立投資していれば、資産が6倍に増加。

月6万円を積立投資ができれば1億円以上の資産が期待できます。

一方、30年間忍耐強く継続できる投資家は少なく難易度は高めと言えるでしょう。

全世界株式平均利回りを調べる方法

最新の全世界株式平均利回りを調べる方法は以下の通りです。

POINT

サイト「myINDEX」を活用する

会員登録が必要であるも無料で使える情報サイト

(公式サイト)『myINDEX』 マイインデックス

具体的な操作方法を簡単に解説します。

①株価指数(インデックス)をタップ

②カテゴリで探す→全世界をタップ

③MSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)(円)をタップ

④以上で期間別の期待リターンをチェックすることが可能

株式指数の分析はもちろん、資産配分を調整するのにも最適なツールのため抑えておきましょう。

(公式サイト)『myINDEX』 マイインデックス

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全世界株式平均利回りを調べる際の気になる質問

全世界株式の平均利回りに関連する気になる質問を集めました。

Q1.全世界株式の年次リターンは?

2014年~2023年年次リターン

(円ベースでの収益率)

2014年 21.1%
2015年 ▲2.2%
2016年 2.9%
2017年 20.3%
2018年 ▲7.5%
2019年 26.8%
2020年 9.0%
2021年 32.7%
2022年 ▲5.6%
2023年 30.4%

長期的に好調なパフォーマンスを上げている全世界株式ですが、単年度見るとマイナスリターンの年があるのは注意するべき点です。

このため、短期的な株価変動を意識せず長期目線でパフォーマンスを確認するのが良いでしょう。

POINT

ドルベースでの収益率であり、別途為替の影響により収益率は変化する

Q2.全世界株式へ投資をする際の注意点は?

高いパフォーマンスを上げている全世界株式には注意点も存在します。

  1. パフォーマンスはS&P500に劣る
  2. 手数料は若干割高
  3. 米国企業の影響を大きく受ける
  4. 組入銘柄数が多い=リスク分散ではない
  5. 為替の影響を受ける

特に、直近のパフォーマンスでは「S&P500」にアンダーパフォームしている点は認識しておきましょう。

また、構成比6割以上はアメリカへ投資をしているため、米国市場の影響を大きく受ける点は注意が必要です。

このため、全世界株式へ投資をする前に以下注意点も確認しておくのがおすすめです。

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Q3.全世界株式とS&P500どっちがおすすめか?

直近のパフォーマンスで優秀な「S&P500と全世界株式どっちがおすすめか?」と悩む方も少なくないでしょう。

S&P500は米国を代表する500社に分散投資が可能。

一方、新興国株式がカバーされておらず市況によっては厳しい展開となることも予測されます。

このため、すべてのカントリーリスクに対応したい方は全世界株式が良いでしょう。

【比較】全世界株式オールカントリーとS&P500どっちを買うべきか? 本記事では、「全世界株式vsS&P500」をテーマに5つのポイントで違いを解説していきます。 全世界株式とS&am...

アプリを活用して将来の資産をシミュレーションしてみよう

新たに投資信託の購入を行う方におすすめなのが、将来の資産をシミュレーションできる無料アプリ「トウシカ」の活用です。

トウシカは、積立投資の勉強ができる無料ツールです。

アプリ内で新NISAを活用したシミュレーションに対応。

投資信託を長期積立した場合のシミュレーションを行うことができます。

将来の期待リターンをチェック

また、「積立投資の基本」、「個別株のシミュレーション取引」にも対応しているため、投資の練習にも最適です。

無料アプリであるため気軽に活用をしてみましょう。

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全世界株式「10年、20年、30年」の平均利回り【まとめ】

本記事では「全世界株式の平均利回り」をテーマに10年、20年、30年3つの期間での利回りを解説しました。

期間別平均利回り
10年平均利回り 14.1%/年
20年平均利回り 10.6%/年
30年平均利回り 9.8%/年

全世界株式の過去平均利回りは、高いパフォーマンスを上げています。

但し、あくまで過去の事例でありこれから先も同様のパフォーマンスが確保されるわけではありません。

また、単年度でみるとマイナスリターンとなる年がある点は理解をしておきましょう。

このため、将来の資産をシミュレーションする場合「5~8%/年」で計算するのがおすすめです。

以上、全世界株式平均利回りまとめでした。

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