本記事では「含み損を気にしない投資家になるには?」をテーマに具体的な方法を解説します。
株は金融商品であるため、企業業績に応じて日々価格が上下しています。
また、好調な業績にも関わらず為替や金利、地政学リスクなどで大きな下落となることも少なくありません。
結果として、多くの銘柄が含み損となりつらい時期を過ごすシーンもあるでしょう。
適切に損切りを検討する銘柄だけでなく、長期投資家であれば含み損のまま株価回復を待つのも選択肢の1つです。
一方、保有株が含み損である状態は誰しも気持ちが良いものではありません。
そこで「含み損を気にしない方法」と題して具体的な考え方を本記事で解説します。
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「含み損を気にしない投資家になるには?」5つの方法を解説
含み損を気にしない投資家になる方法は以下の通りです。
①余裕資金で投資する
まずは自身のリスク許容度に合った投資額を設定することが大切です。
- 夜心配で眠れない
- 含み損が気になって仕事に集中できない
- ポートフォリオを見るのがつらい
など、リスクを取り過ぎた投資家に起こる実例となります。
結果として、最悪なタイミングで損切りをしてしまう要因にも繋がるため、現金と投資の比率を今一度見直すことを意識しましょう。
②買い時を分散させる
含み損が気になる方は、買い時を分散させることも検討してみましょう。
例:500株購入する場合、まとめて購入するのではなく数ヶ月に分けて購入
株価が下落した場合、保有株の取得単価を下げることができる
- 株価が上昇すれば評価益が出て嬉しい
- 株価が下落すれば取得単価が下がって嬉しい
と前向きな気持ちで銘柄を保有することができます。
ドルコスト平均法でよく言われる考え方の1つであり、活用を検討してみましょう。
投資額があまり多くない方であれば、単元未満株を活用して買い時を分散させるのもおすすめです。
③高配当株を購入
高配当株を購入し、配当金を受け取りながら含み損を耐えるのも良いでしょう。
配当利回り5%の銘柄であれば、20年保有することで取得単価をカバー(税金は考慮せず)
高配当株をメインとした投資家の中には、配当金が出るかぎり損切しないという方も少なくありません。
増配が続く銘柄であれば、長期投資することで「自分専用のお金のなる木」を保有している状態とも言えます。
一時的な含み損に左右されず、長期に渡り配当金を受け取るという投資スタイルを検討するのもおすすめです。
④投資本で勉強
含み損に負けない長期投資家を目指す場合、投資本「敗者のゲーム」を活用するのが良いでしょう。
敗者のゲームでは、テニスを用いて以下解説がされています。
- プロ:ミスはなく素晴らしいプレーをした選手が勝つ
- アマチュア:ミスが少ないプレーをした選手が勝つ
アマチュアは、個別株やアクティブファンドで短期的な利益を狙うのではなく、ミスが少ない投資をすることが大切と解説。
このため、誰でも市場の平均点を取れるインデックス投資を行うことが推奨されています。
「なぜ含み損を気にせず長期投資するべきか?」の本質を知りたい方はチェックするべき本と言えるでしょう。
⑤投資信託・ETFを購入する
「含み損を気にせず定年まで保有したい」という方であれば、広く分散された投資信託・ETFの購入が良いでしょう。
いくら優良企業で合っても、個別株投資にはリスクが伴います。
一方、投資銘柄が数百社を超えるインデックスファンドであれば、企業の倒産リスクを軽減。
また、ファンド側が定期的にリバランスしてくれる点も魅力です。
「含み損を放置」3つの注意点
一方、「含み損の放置」には注意点があるため確認しておきましょう。
①企業倒産リスク
いくら優良企業であっても「20年先まで上場を維持しているのか?」と考えると、倒産や上場廃止となる場合もあるでしょう。
業績不振による上場廃止の場合、紙クズとなってしまうため長期保有をするリスクと言えます。
このため、「含み損を放置する」というスタイルを取る場合、長期に渡り利用者から評価される事業へ投資することが大切です。
②無配、減配リスク
上場廃止とならなくても、想定していた配当金が無配・減配となる場合もあります。
無配・減配の場合、業績不振が要因であるため株価が大きく下落する点は課題です。
このため、短期的な高利回り銘柄を狙うのでなく、長期的な連続増配株に投資をするのが良いでしょう。
関連記事:連続増配株の探し方を3STEP
③売却益の機会ロス
長期投資をしていると、以下のようなチャートが発生することが多くあります。
業績好調を受け株価が急騰するも元の株価に戻る
短期トレーダーであれば初動の上昇でしっかりと利確が可能です。
一方長期投資家の場合、利確ができず株価上昇の恩恵を受けられない場面も少なくありません。
10年以上を見据えた長期投資であれば、頻繁に起きる事象であり気にする必要な無いと言えるでしょう。
【注意】損切りするべき3つの条件
長期投資家において含み損を保有することは避けて通れない事象です。
配当金や株主優待を受け取りながら、株価が回復するの待ちましょう。
但し、含み損銘柄の損切りが推奨される条件があるため解説します。
- 配当金が無配、減配になった時
- 企業が不祥事を起こした時
- 売上・利益率が大幅に低下した時
条件①配当金が無配、減配になった時
配当金が「無配」、「減配」の場合、素直に損切りが必要です。
特に、無配の場合配当金による損失カバーを行うことができません。
また、業績不振による株価下落の可能性も高いと言えます。
長期間含み損状態となる可能性が高く、素直に損切りするようにしましょう。
条件②企業が不祥事を起こした時
不祥事を起こした企業株は損切り推奨です。
例:かんぽ生命の不正契約問題
いくら不祥事が明るみになり組織改革をしたところで、大企業であればあるほど根本的な構造改革には時間が必要
不正会計を起こした東芝のように、不祥事を繰り返す企業も存在します。
最悪の場合、「上場廃止」となる可能性もあるため、企業不祥事を起こした保有株は損切りを検討しましょう。
条件③売上・利益率が大幅に低下した時
決算を確認して、売上・利益率が大幅に低下している企業は損切り推奨です。
特に、売上成長率が低下している銘柄は注意が必要と言えるでしょう。
一方、利益率の低下は状況によって意識する必要はありません。
サービスや商品を世間に認知させるため、広告宣伝費に多額の資金を投下する場合がある
投資企業を探す場合、無料で使えるスクリーニングアプリを活用して財務分析を行いましょう。
投資銘柄の買い時を判断する3つのアプリ
投資銘柄の買い時サポートするアプリを紹介します。
- 株シミュレーションアプリで練習
- アプリで財務分析を実施
- 投資の勉強を継続する
①株シミュレーションアプリで練習
個別株取引を始める場合、株シミュレーションアプリで練習を実施してみましょう。
- 本物の株価を使用しリアルなデモ体験
- 取引銘柄は3,600以上
- 漫画で株式投資が学べる
3,600以上の銘柄から投資対象を選択することができます。
株価も本物のデータを活用しているため、本番同様の値動きを体験することが可能。
また、クイックモードが用意されており移動平均線を活用した短期トレードの練習にも最適です。
お金を掛けずに新たな投資手法を試すことができるのは強みと言えるでしょう。
株たす-株式投資のシミュレーションゲーム
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②アプリで財務分析の実施
気になる投資銘柄が見つかったら財務分析を実施するのが大切です。
但し、財務分析と言っても「どのように行ったら良いのか?」と悩みを持つ方も少なくないでしょう。
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③投資の勉強を継続する
株式投資における日々の情報収集は必要不可欠です。
一方、投資の勉強と聞くと「高額な費用が必要では・・・」と考える方がいますが、現在は無料~少額で学べるツールが多数存在します。
- 投資本を読む
- ビジネス雑誌を読む
- YouTubeを活用する
- 情報サイト、番組を見る
- Twitterの活用
王道の投資本はもちろん、「Youtube」、「Instagram」などでも金融知識を付けることが可能です。
具体的な勉強方法は以下記事を参考にしてみましょう。
含み損を気にしない投資家になるには?【まとめ】
本記事では「含み損を気にしない投資家になるには?」をテーマに具体的な方法を解説しました。
長期投資家の場合、含み損に悩むシーンは少なくありません。
企業業績が好調であっても市況の影響で大きく下落している場合もあります。
このため、感情的に損切りをせず配当金や株主優待を受け取りながら株価回復を待ちましょう。
一方、損切りを検討するべきタイミングもあるため、本記事で紹介した事例を参考に冷静に対応することが大切です。
以上、含み損に負けない投資家になる方法まとめでした。
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